伊の2社、ファッション業界のサステナビリティに関する無償研修の提供を開始
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伊で高級ソール製造を手がけるトレ・ゼータグループ(Tre Zeta Group、以下、トレ・ゼータ)がマソーニ・コンサルティング(Masoni Consulting)と協働し、ファッション業界でサステナビリティを推進するための新しい技術を習得する研修コースの提供を開始した。受講料は無料で、初回の研修は10月に開講する。
コースはマソーニ・コンサルティングが理系の大学などを卒業し、ファッション関連のサステナビリティに関わる職種への就業を希望する若い層を対象に開発したもので、全80時間の講習をオンラインで受講する。
内容は皮革製品、ラグジュアリー、テキスタイル分野に関連する環境・社会・ガバナンスの3つに分かれており、コースを通じてサステナビリティに関する専門知識ならびにファッション企業でのサステナビリティ戦略の開発・実施・監視・改善のためのリソースを習得する。
さらにオンラインでの講習に加えて、実技を習得するため160時間の企業内インターンシッププログラムも実施。トレ・ゼータはインターンシップ参加費を全額助成する奨学金を12名分提供するほか、1名を同社でのインターンシップ生として迎え入れる。
トレ・ゼータのファブリヅィオ・メカーリ(Fabrizio Mecheri)CEOは「ファッション企業のサステナビリティという重要なテーマについて学ぶ研修の機会を提供でき、大変嬉しく思う」とコメント。
さらに「卒業したばかりの若い世代とつながり、彼らを明日の世代のマネージャーとして育成することは、我々にとっての好機でもあり、課題でもある」と加えている。
なお、コースはイタリア語で開催される。受講申し込みはマソーニ・コンサルティングのホームページで受け付けている。