安価な服は輸入、高品質素材は輸出 数字が示す日本ファッション産業

近年の日本のアパレル市場は、コロナ以前の9兆円台には届かない状況が近年続いている。 この現象の理由の一つとして、繊維産業における労働力不足が考えられる。繊維産業の平均年収は581万円で、全産業平均を上回っている一方で繊維産業の賃金は依然として全産業平均および製造業平均を25%以上下回っている。 また、日本人の購買力低下も理由として挙げられる。人口減少と高齢化により衣料品の購入枚数自体が減り、さらにユニクロをはじめとする耐久性の高い衣料品の普及によって買い替え頻度が落ちている。また、百貨店の衰退や中価格帯ブランドの消失に象徴されるように、国内ファッションの“中間市場”が徐々に縮小し、消費者の選択肢も変化している。


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