第100回「ピッティ・ウオモ」、注目のラインナップ公開
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開催100回目を迎えるイタリアのファッション見本市「ピッティ・イマージネ(Pitti Immagine)」が注目のラインアップを公開した。新型コロナ危機により2回のオンライン開催を経たのち、今年は従来通りフィレンツェの会場で来場客を入れた対面型形式へと戻り、出店ブランドは300以上を予定しているという。加えて、「ピッティ・コネクト(Pitti Connect)」(パンデミック中に同イベントのオンライン化のために開設したオンラインプラットフォーム)を通じたデジタルプログラムも対面型イベントと併せて公開予定で、メンズウェアブランド350社、子供服ブランド113社、生地メーカー86社が参加を計画している。
メンズウェアに特化したプログラム「ピッティ・ウオモ(Pitti Uomo)」はクラシックな装いが中心の「ファンタスティック・クラシック(Fantastic Classic)」、アウトドアおよびスポーツウェアとストリートウェアの融合に着目した「ダイナミック・アティチュード(Dynamic Attitude)」、最新トレンドを扱う「スーパースタイリング(Superstyling)」の3セクションによる構成となっている。またブランドごとに独自のショーやコレクションを展示する展示スペースも設ける。
今回のメインテーマは「ピッティ100」
今回のメインテーマは「ピッティ100」となる。また今回は、2019年の「LVMHプライズ」を受賞した南アフリカ出身デザイナーのテべ・マググ(Thebe Magugu)が特別ゲストとして参加し、自身初のメンズウェア・コレクションを7月1 日にフォルテッツァで開催されるイベントで発表する。さらにイタリアのファッション産業関連スタートアップ企業を紹介する特別展示エリアも開設する。
会期中にはほかにも環境に配慮したサステナブルなブランド15社が登場するイベント「第3回サステナブルスタイル(Sustainable Style)」も開催される。
デジタルコンテンツも強化
また今回の「ピッティ・イマージネ」では、新たなサービス「ピッティ・スタジオス(Pitti Studios)」を開始する。出店企業向けに画像や動画、ストーリー性の高いコンテンツの制作を支援するというもので、制作したコンテンツをSNSや「ピッティ・コネクト」、企業独自のプラットフォームで活用してもらうことによりブランドのメッセージ訴求を促進する。
なお、7月1日には「グッチ(GUCCI)」がフィレンツェのパラッツォ・センティマーニに建築した新社屋の披露も予定されている。
「ピッティ・ウオモ」の会期は今年6月30日〜7月2日。
画像提供:Thebe Magugu via Pitti Uomo