2026年1-2月 イギリス開催の主要アパレル・テキスタイル展示会ガイド
新年を迎えるにあたり、バイヤー、メーカー、ブランド各社は来たる買い付けシーズンに向けた準備を進めている。展示会スケジュールは常に変動しており、英国で開催される見本市を把握するのは容易ではない。そこでFashionUnitedでは、ロンドンをはじめ英国各地で開催予定の注目展示会をまとめた。
1月13〜14日:The London Textile Fair(ロンドン)
The London Textile Fair(TLTF)は、イズリントンのBusiness Design Centreで開催されるB2Bソーシング・プラットフォームであり、メーカーやサプライヤーとファッションブランドをつなぐ場として機能している。前回開催時には、生地、付属品、プリントデザイン、ヴィンテージ、製品の各カテゴリーから320社が出展し、来場者数は3,587名を記録した。
公式サイトによれば、国内外から多くの常連バイヤーが参加している。英国からはNext、John Lewis、Marks & Spencer、Superdryの担当者が来場。海外からはGap、Tommy Hilfiger、Saint Laurent、Desigualなどが定期的に訪れているという。さらに、トルコ、中国、イタリア、フランス、ポルトガルなど20カ国以上からの出展も報告されている。
TLTFは創設以来、継続的にコンテンツを拡充してきた。2023年にはPrint Design and Vintage Archivesエリアにニットとクロシェを追加し、トレンド・デザインスタジオからのコレクションを拡大。2024年9月にはGarment Hallがデビューし、ウィメンズ、メンズなど各カテゴリーの海外メーカーを紹介している。
1月13〜15日:Source Fashion(ロンドン)
Source Fashionは今シーズン、初めて1月にレスポンシブル・ソーシングイベントを開催する。この変更は、バイイング、ソーシング、商品チームがより早い段階で買い付けシーズンをスタートできるようにすることを目的としている。2023年に設立された同フェアは、来場者数・出展者数ともに前年比で成長を続けており、次回開催でもその勢いは継続する見込みである。また今シーズンは、「ファッション業界を、私たちが身につけるものの背景にある人々、プロセス、目的と再びつなげる」という新たなミッションを掲げている。
会場は2025年7月に拡張移転したOlympia Londonを引き続き使用する。拡大したスペースには、インドからケニア、ペルーまで20カ国以上のグローバルパビリオンが設置され、過去最大の国際的な開催となる予定である。
新設エリアとして注目されるのがFashion Deconstructorである。ライブで作業するミシン職人、パタンナー、アップサイクラーが集い、レスポンシブル・プロダクションの手法を実演する没入型スペースとなる。また、新たなパートナーシップも発表された。出展者の作品を紹介するSource Catwalkは、サーキュラーファッションNGOのRedressと協業し、Redress Design Awardsの卒業デザイナーを招聘する。さらに、ファッショントレンドの権威であるTred Suiteが初のトレンドパートナーに就任し、フェアのコンテンツプログラムの一環としてキュレーションされたインサイトを提供する。
1月25〜27日:Wonderland(ロンドン)
2024年に設立されたWonderlandは、トレードレベルでは十分にカバーされていなかったセクターの空白を埋めることを目指して誕生した。ロンドンのSheraton Grand Hotelを拠点とするこのランジェリー、ナイトウェア、スイムウェアの展示会は、インティメイトカテゴリーの要として成長を遂げ、次回開催では約100ブランドが出展予定である。
創設者のニッキー・クレイトンとルーシー・ダウラーは、つながりとネットワーキングを促進するコミュニティ主導の環境づくりに注力してきた。この姿勢が多くのバイヤーを惹きつけている。国際的な来場者を主なターゲットとしているわけではないが、英国のバイヤーに加え、オーストラリア、米国、UAE、日本、シンガポール、ドイツなどからの参加者も常連となっている。また、ニューヨークの展示会Curveとの過去のコラボレーションでブランドをサポートしたことも、グローバルな関心を高める要因となった。
今シーズン、Wonderlandはさらなるカテゴリー拡充を進めている。レディ・トゥ・ウェアのラインナップ拡大に続き、パジャマやアスレジャーといったカテゴリーの存在感が増しているという。また、Ms A LondonやLemonade Dollなどのブランドによるインクルーシブな商品構成により、幅広いニーズに対応している。
2月1〜4日:Spring Fair(バーミンガム)
ファッション特化型の姉妹フェアPure Londonを傘下に収めて以来、Spring Fairは衣料品・アクセサリーカテゴリーへの取り組みを強化してきた。NEC Birminghamで開催される今シーズンのSpring Fairでは、「Fashion at Spring Fair」が新設される。これはバイヤーからのファッション重視の体験への要望に応えたもので、衣料品、アクセサリー、ジュエリーの各分野から既存ブランドと新興ブランドの両方を紹介する。
会場内には、ライブでのトレンド予測やスタイリング・マスタークラスを行うThe Style Atelierや、Nudie JewelleryやArtemis Museなどの新進ブランドを集めたThe New Business Pavilionなどの特設エリアが設けられる。同フェアのポートフォリオ・ディレクターであるジャクソン・サボは、このカテゴリーの導入は英国ファッション小売セクターをより広くターゲットとするイベントの自然な進化であると述べた。
この動きは、Spring Fair 2026の新たなクリエイティブ・ディレクションの一環であり、「Retail Alchemists, Masters of the Mix」というテーマに反映されている。クラフト、クリエイティビティ、コマースを融合させ、バイヤーとブランドがつながり、進化できる専用スペースの創出を目指している。
2月8〜10日:Scoop(ロンドン)
トレードフェアではなくショールームと自らを位置づけるScoopは、発見とつながりの場としての雰囲気を長年大切にしてきた。15周年を迎える今回も、Olympia Nationalを会場に、厳選されたグローバルなデザイン主導の出展者を紹介する準備を進めている。
Scoopの創設者兼キュレーターであるカレン・ラドリーは「Scoopは常に新しいものを発見し、英国市場に真に異なる何かをもたらすデザイナーを称えることを大切にしてきた」と語る。
今回は、定評あるブランドに加え、初出展となる新進デザイナーも多数参加する。ラドリーは「今シーズンの新たなグローバル・タレントは特に刺激的である。各デザイナーが独自の声、強いアイデンティティ、ユニークな視点を持っており、バイヤーの皆様にきっと気に入っていただけるはずだ」と付け加えた。
INDX Shows(ソリハル)
INDX Showsは4週間にわたって開催され、毎週末異なるカテゴリーがソリハルのCarnmore Parkで展開される。各フェアでは、商業的成功を確実にするためのトレンドセミナーや限定コンテンツが用意されている。主催会社Associated Independent Storesのメンバーであるbrowns、Morley Group、Barbours、Jarroldsなどが参加するほか、Frasers Groupなど全国規模の小売業者も来場し、来場者数を押し上げている。
前回のWoman showでは110社以上が出展し、GuessやFrench Connectionなどの注目の新規出展者も参加した。National Menswear Showでは、スーツ、フォーマルウェア、アクセサリー、ナイトウェアなど150以上のブランドが出展。来場者数は前回比15%増を記録した。次回のNational Kidswear Showでは、デンマークの大手小売グループBestsellerがJack & Jones JuniorやKids Onlyなど傘下ブランドを出展予定であり、さらなる成長が見込まれる。
今後のINDX Shows開催日程
- 1月25〜27日:Woman
- 2月1〜3日:National Menswear
- 2月8〜10日:Intimate Apparel
- 2月15〜16日:National KidswearおよびKids Footwear
この記事はAIツールを使用して日本語に翻訳されました。
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