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ラングラー、初の泡沫染色技術使用のデニム発表

By Huw Hughes

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米デニムメーカー のラングラー(WRANGLER)は独自の泡沫染色技術「Indigood(インディグッド)」を使った初のコレクションを発表した。新技術では従来の染色法で使用する水を100%削減することが可能だという。

ラングラーは新コレクション「ICONS FW19(アイコンズFW19)」で「Indigood」を使用した初のデニムを披露した。同社は2020年までに水の使用量を50億リットル削減するとの目標を提言しており、今回の新コレクションはその具体的取り組みのひとつとされている。

綿の生産から仕上げまで、ジーンズ一本あたりの製造にかかる水は数百ガロンにも上るとされており、水問題はデニム業界の大きな課題となっている。そこで登場したのが「Indigood」 。この技術では、染料を泡で綿糸に染み込ませるため、従来の染色法で使用する浴槽や薬液槽が不要となる。

ラングラーによると、新技術はジーンズ製造における水の使用を機器の清掃や薬剤の調合に使われる水などの限られたものを除き完全になくすことが可能だという。さらに廃棄物量やエネルギー使用量も従来に比べて約6割少なくなる。

ラングラーは昨年9月に「Indigood」の開発を発表。開発はテキサス工科大学が行い、ラングラーと米小売大手ウォルマートグループのウォルマート財団が助成している。

同社は今後アジアや北米のデニム製造業社に協力を仰ぎ、製造規模の拡大を進めていくとしている。同社担当者は「泡沫染色のデニムは当社だけではなく業界全体を変える可能性がある。新技術による初の製品の発売により、業界で先駆的事例を実現したことを大変嬉しく思う」とコメントしている。

写真: Wrangler Icons Indigood AW19

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