エルメネジルド・ゼニアがドンディの発行済み株式の過半数を取得
By Kristopher Fraser
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エルメネジルド・ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)の高級路線のニットがまた少しラグジュアリーさを増しそうだ。イタリアに本拠を置くメンズウェアブランドの同社はニットウェアメーカーのドンディ(DONDI)の発行済み株式の65%を取得したと発表した。買収金額は公表されていない。
ドンティはイタリア中部の都市フォッソーリを本拠地とするニットメーカー。100%イタリア製のニットにこだわりメンズおよびウィメンズの商品を製造する。40年以上にわたりエルメネジルド・ゼニアをはじめとする数々の欧州のラグジュアリーブランドに製品を供給している。地域別では米国、フランス、ドイツ、日本、韓国、英国、トルコなどでの売上が上位を占める。
1970年代にエッダ&ラウロ・ドンディにより創業されたドンディは、現在その息子ステファーノと娘ロレラ、娘婿のグイード・カペーリが経営を担う。現経営者の三人は「エルメネジルド・ゼニアは当社の自然な発展において理想的なパートナー」とのコメントを発表している。今回のエルメネジルド・ゼニアによる株式取得により、創業者一族は株式の35%およびクリエイティブおよび経営権を留保する。
エルメネジルド・ゼニアは戦略計画の一環として買収を推進する。同社は昨年にも米ラグジュアリーブランドのトム・ブラウン(THOM BROWNE)を買収している。
写真: courtesy of Ermenegildo Zegna
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