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メトロポリタン美術館 故カール・ラガーフェルド回顧展を開催か

過去を振り返るのは本人の性に合わないかも知れないが、故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の回顧展が2022年ニューヨーク・メトロポリタン美術館で開催される可能性が浮上している。「シャネル(CHANEL)」、「フェンディ(FENDI)」、そして自身の冠ブランド「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」という3つのブランドでクリエイティブ・ディレクターを務めた伝説のデザイナーの追悼展示は相当な規模になることとに違いない。ラガーフェルドは生前「シャネル」のコレクション発表のために年に数回パリの大型展覧会場「グラン・パレ(Grande Palais)」を借りては壮大なスケールのランウェイを行ったという逸話の持ち主でもある。

もし事実なら3年先に迫る回顧展だが、「将来的な展示計画についてはコメントしない」というメトロポリタン美術館のポリシーからその真相は明かされていない。なお仮に実現されれば同美術館がラガーフェルドの作品を取り上げるのは彼が22年間クリエイティブディレクターを務めた「シャネル展」(2005年開催)に次いで史上2回目となる。

2022年に開催が噂されるカール・ラガーフェルド回顧展

常に脚光を浴び続けたラガーフェルドであったが、自身の死についてはなるべく厳かに済ませることを望んでいた。葬儀も親しい仕事仲間や同僚のみを招き「グラン・パレ会」で執り行うようにとの遺言を残していた。それゆえに彼の功績を称える回顧展の開催は彼へのこの上ない餞(はなむけ)になるだろう。

まだ3年後の話で、メトロポリタン美術館の衣装研究所(Costume Institute)ではまだ展覧会「キャンプ(Camp)」が開催中だが、歴史に残る偉大なデザイナーの功績は回顧展をするに値し、開催が心待ちにされる。

写真: Bertrand Guay / AFP