• Home
  • News
  • Fashion
  • トミー ヒルフィガーが衣料品回収プログラム「トミー・フォー・ライフ」を展開

Fashion

トミー ヒルフィガーが衣料品回収プログラム「トミー・フォー・ライフ」を展開

By Huw Hughes

2020年11月3日

PVHコープ参加の「トミー ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)」がサーキュラー(循環型)ファッションを推進する取り組みとして衣料品回収プログラム「トミー・フォー・ライフ(Tommy for Life)」を展開する。

回収対象となるのは「トミー ヒルフィガー」および「トミー ジーンズ(Tommy Jeans)」ブランドの中古品および傷や汚れのあるダメージ品で、回収された衣料品は再利用、再使用し、新商品としてtommyforlife.comで限定販売する。

2021年に同ブランドの欧州拠点全域での展開を予定し、まもなくオランダで初の試験運用が始まる。

プログラムで販売される商品は「リボルブド(Reloved)」(消費者からの下取り商品)、「リフレッシュド(Refreshed)」(店頭またはオンライン店舗に返品されたアイテムの補修品)、「リミックスド(Remixed)」(回収された衣料品のうち補修不能なものを解体して得られた材料を使った新商品)の3つのラインに分類され販売される。なお、「リミックスド」ラインの商品は来年に発売となる見込み。

衣料品の回収は消費者から店頭や郵送で受け付け、引き換えに同ブランドの割引券が提供される。

回収された衣類はプログラムのパートナーで、オランダの循環型ファッションを推進する企業「ザ・リニューアル・ワークショップ(The Renewal Workshop)」に送られ、仕分けやクリーニング、補修が行われる。補修ができないものについては新商品のリメイク材料として使用する。状態が悪く衣料品としての再利用が難しい場合には再生繊維や断熱材などにリサイクルされる。

Header 2「トミー ヒルフィガー」がサーキュラーファッションに参入

また、「トミー・フォー・ライフ」プログラムでは消費者から提供される古着のほか、販売できない在庫や不良品などサプライチェーンを通じて排出されるダメージ品も回収していく。

「トミー ヒルフィガー」は「2030年までに商品をすべて循環可能にし、サステナビリティループの中に取り入れる」とした目標を含むサステナビリティ活動「メイク・イット・ポッシブル(Make It Possible)」を推進しており、今回の衣料品回収プログラムはその一環として実施される。

「トミー ヒルフィガー」グローバルおよびPVHヨーロッパのマルタイン・ハグマン(Martijn Hagman)CEOは、「ファッション業界が真にインパクトをもたらす変化を起こす時が今ここに来ており、我々はビジネスモデルや手法、消費者との交流のあり方においてイノベーションを推進する方法を見いだしていく所存である。“トミー・フォー・ライフ”は、ファッション業界の主課題の一つである“take-make-waste(資源を使い、商品を作って、捨てる)のアプローチから商品や原料をできる限り長い期間使い続けていくというモデルへのシフト”に対するソリューションを提供する。この課題にこれだけの規模・精密性で切り込んでいくビジネスモデルへの投資は、当社のブランドのみならず、業界の将来全体に対しても真の影響をもたらすと考えている」とのコメントを発表している。

写真クレジット: Tommy Hilfiger