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「ヴァレンティノ」、コスメラインを発売へ

By Kristopher Fraser

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ファッション

「ヴァレティノ(Valentino)」からついにコスメライン第一弾が発売される見通しとなった。「シャネル(Chanel)」「ディオール(Dior)」「ジバンシィ(Givenchy)」など競合が相次いで化粧品市場に参入するなか、「ヴァレティノ」は大手ラグジュアリーブランドでは遅れてのコスメ商品投入となった。展開する商品は口紅などのポイントメイクやファンデーション。加えて、口紅やフェイスパウダーを持ち運ぶクラッチバッグも販売する予定。

近年、ラグジュアリーブランド各社が手がけるコスメラインがいずれも好調だ。「グッチ(Gucci)」の口紅は2019年の発売後一カ月で販売本数が100万本を突破した。同様に「エルメス(Hermès)」の口紅も成功している。

コスメラインの展開にあたり、「ヴァレンティノ」は化粧品業界の老舗「ロレアル(L’Oréal)」に商品開発のライセンス契約を締結している。化粧品の商品開発権を供与するライセンス契約は化粧品の開発部門を持たないブランドのコスメ参入では一般的なアプローチで、「グッチ」も米・化粧品メーカー「コティ(Coty)」に商品開発を委託している。

「ヴァレティノ」コスメ第一弾のコレクションでは14種類の主軸製品を展開する。また、今後シーズンごとのランウェイに合わせた新商品もドロップしていくという。なお、同ブランドは2019年に香水「ヴォーチェ・ヴィヴァ(Voce Viva)」を発売し、モデルにレディー・ガガを起用している。

新型コロナのパンデミックの影響がまだまだ続く最中、「ヴァレンティノ」は今回のコスメラインの発売を通し業績回復を賭けている。5月31日には英・デパートの「セルフリッジ(Selfridges)」で1カ月限定のポップ・アップ・ストアが開設されるほか、米国の公式オンラインショップでは事前予約も受け付けている。また今年8月からは米国大手デパートの「ブルーミングデールズ(Bloomingdale’s)」「ノードストローム(Nordstrom)」「ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)」をはじめ、中国のECプラットフォーム「Tモール(T-Mall)」でも取り扱いが開始となる予定。

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