「プラダ」、初のガレリアバッグ広告キャンペーンを展開
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「プラダ(Prada)」の2021年イチオシのバッグにガレリアバッグが浮上。このたび「プラダ」がガレリアバッグの独占広告キャンペーンを初展開し、2007年に産声をあげたバッグにスポットライトがあてられた。
「プラダ」グループのロレンツォ・ベルテッリ(Lorenzo Bertelli) マーケティング統括担当および企業の社会的責任担当はWWD Japanの取材に対し、「プラダ」の主要な商品に対する認知度が比較的低いとされる新しい世代の消費者の関心を高めるのがキャンペーンの目的の一つである旨明かした。
「時間の経過とともにいろいろな物事が当然のことのようになっていくが、我々のブランドや商品について伝えていくというかたちで新しい世代をフォローしていくことは大切なことである」と同氏はコメントしている。「親近感は満足感につながる。ブランドは自らの物語や価値を周期的に社員や社外の顧客に語っていかなければならない」。
独占的な広告キャンペーンは今回が初となるが、ガレリアバッグ自体はここ数年「プラダ」のベストセラー商品だ。加えて、革製品も現在売上全体の56%を占め、「プラダ」にとっての屋台骨になっているという。「プラダ」は新型コロナ危機による影響からも早期に回復しており、2020年12月期のグループ全体の売上は24億2千万ユーロを記録している。
広告キャンペーンでは人気女優のハンター・シェイファー(Hunter Schafer)が起用され、カナダ人映像監督兼脚本家のグザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)が制作を指揮した。全部で83つのパーツからつくられているガレリアバッグは技術的にも優れた秀作で、「プラダ」の職人の技を証明する逸品となっている。ここ数年、「プラダ」は同バッグを多彩な種類のレザーや色、アクセントを加えて展開している。
画像提供:prada.com