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「アニヤ・ハインドマーチ」が生分解性レザーのバッグ・コレクションを発売

By Don-Alvin Adegeest

2021年11月9日

ファッション

英国・ロンドンを拠点とするバッグブランド「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」は生分解性レザー製バッグのコレクション「リターン・トゥ・ネイチャー(Return to Nature)」を発売する。埋め立てられる廃棄バッグ削減への取り組みとして、二年間の研究開発を費やし自然に分解する素材を使用したバッグの制作に漕ぎ着けた。

デザイナーのアニヤ・ハインドマーチは英ファッションメディア『ビジネス・オブ・ファッション(Business of Fashion)』の取材に対し「(今回発売となる)バッグは永久に使い続けられるものであって欲しいし、大事に使ってもらえればいつまでも使える。今回のコレクションのポイントは、万が一ごみになってしまった場合でも、自然に分解できるという点。しかし、あえて堆肥したいなら、eBay(米国のECサイト)で売る、または誰かにあげて欲しい」と語っている。

サステナブルファッションの推進者であるハインドマーチは、2007年にプラスチック製バッグの削減を目指したキャンペーン「アイ・アム・ノット・ア・プラスチック・バッグ(I am not a Plastic Bag)」を広告代理店のアンチドート(Antidote)社および社会変革を目指す国際団体「ウィー・アー・ワット・ウィー・ドゥ(We Are What We Do、現:Shift)」との連携により展開。キャンペーンで販売されたトートバッグは発売日にバッグを求めて8000人が英スーパーマーケット大手セインズベリーズに行列を作ったことが世界的に報道され、英国においてプラスチック製レジ袋の議論を巻き起こし、レジ袋の有料化につながった。

コレクションの商品はドイツのサプライヤーや製造業者によりスペインで製造され、サプライチェーンのすべての工程においてトレーサビリティが確保されている。また、生分解性レザーの加工では重金属などの有害な化学物質ではなく液体シルクを使うことで、やわらかく、サステナブルで高耐久性の生地に仕上げている。

また、金具や裏地を使わず、縫い糸にも生分解性の綿糸を使用しているほか、コーティングは天然油から出来たワックスを手でコーティングしているという。コレクションは現在、ロンドンのナイツブリッジにある「アニヤ・ハインドマーチ」の旗艦店および英EC「マッチズファッション(MatchesFashion)」にて予約受付中。

画像: Anya Hindmarch