「ザラ」がメタバース進出、韓国ブランド「アーダー エラー」とコラボ

インターネット上などに作られた仮想空間を使ったサービス、メタバースが拡大する中、ファッションブランド各社が続々とメタバースを使った新たなサービスを展開している。その最新の事例となるスペインのインディテックスグループ(Inditex Group)傘下の「ザラ(ZARA)」は、このほど発表した韓国の「アーダー エラー(ADER ERROR)」とのコラボレーションコレクション「AZコレクション(AZ Collection)」の展開にあたり、メタバースを活用することを明かした。

「ザラ」によると、コレクションの制作は「言語が持つ表現力や、アイディア、新しい文化を創造する能力を反映したもの」としている。さらに、現実世界および仮想世界の両方での体験によって作られる個性を基盤とする新しい世代を捉え直し、最終的に同社が「Generation AZ（AZ世代）」と呼ぶ若年層の形成を企図しているという。

アルファベットおよび「アーダー エラー」と「ザラ」のブランドの頭文字でもあるAZは、「有機的につながり、新しいアイデア、哲学、文化をもたらす」という意味が込められている。こうしたコンセプトはデザイン面にも取り入れてられており、2社のブランドのアイデンティティを象徴したものとなっている。

「AZコレクション」は現在、欧州、米国、韓国、中国、および日本の一部の店舗と公式オンラインストアにて販売中。今後、アバター作成アプリケーション「ZEPETO（ゼペット）」でも購入可能となる予定。