「モンクレール」が脱毛皮を表明
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イタリア高級ファッションブランド「モンクレール(MONCLER)」が「ファーフリー」を宣言し、2023年秋冬コレクションを最後に製品における動物の毛皮の使用を終了する。
今回の意思決定は「モンクレール」の掲げる「責任ある事業推進への継続的なコミットメント」と合致したもので、同社がパレル業界の国際的な毛皮フリー推進プログラム「ファーフリーアライアンス(Fur Free Alliance)」の代表としてイタリアの動物権利擁護団体「LAV」との長期にわたる積極的な交流がきっかけとなって実現した。
脱毛皮をめぐっては、「グッチ(GUCCI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「プラダ(PRADA)」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」「アルマーニ(ARMANI)」「カナダ グース(CANADA GOOSE)」も製品における使用を禁止しており、「モンクレール」の追随を「LAV」のほか、「フォーパウズ(Four Paws)」「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル英国支部(Humane Society International/UK)」「PITA」などの動物愛護団体も評価している。
サステナブルなコレクション「ボーン トゥ プロテクト」第二弾も発表
また「モンクレール」は今回のファーフリー宣言と同時に、低環境負荷素材を使用した「ボーン トゥ プロテクト(Born To Protect)」コレクションの第二弾を発売した。
商品には再生したナイロンやポリエステル、有機栽培された綿糸のほか、サステナビリティに関する基準に則り調達されたウールやダウンなどの素材が使われている。
さらにショピングバッグやギフトボックスなど製品の包装材の袋部分も適正に管理された森林から調達した木材パルプから製造された森林認証紙を配合した再生紙を原料としており、持ち手部分は有機栽培綿糸、ガーメントカバーはペットボトル由来の再生プラスチックを使用しているという。