「ボッテガ・ヴェネタ」、マチュー・ブレイジーによる初のコレクションを披露
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「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、このほど開催されたミラノ・ファッション・ウィーク(Milano Fashion Week)」で、昨年末に突如退任したダニエル・リー(Daniel Lee)の後任で新クリエイティブディレクターに就任したマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)による初のコレクションを発表した。
「マルタン・マルジェラ(MARTIN MARGIELA)」「セリーヌ(CELINE)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」でキャリアを積んだブレイジーは「ボッテガ・ヴェネタ」のブランドを刷新。「ボッテガ・ヴェネタ」をトップブランドに導いたかつてのイメージは微塵も感じさせない新作を披露した。
全般的にストリートウェアを抑えた上、象徴的なパドル(レイン)ブーツや以前よくフラップポケットやアクセサリーでロゴ代わりに入れられたた三角のエレメント、さらに2021年に発売後即ヒットし、親会社である仏ケリング(Kering)の同年の売上170億ユーロ達成に貢献したことでも知られる編み込みバッグ「Cassette」やミュールも封印した。ケリングの売上高の9%を占めるブランドで新たにデザインの指揮をとることになった身としては大変なプレッシャーであったことは間違いない。
メンズ、ウィメンズともに、新作のキーポイントは「レザー」。ジャケットではダブルやゆったりとしたシルエットが多かった。パンツに関してはストレートに加えて前部分を長めにとったフレアが登場。足を広げて歩くのに都合が良さそうだ。一方、ニットやドレスではカラフルな色使いやプリントが目立った。
最も印象的だったのはアクセサリーで、編み込みのニーハイブーツを幅広い素材やカラーで展開。上底ブーツやストラップシューズ、つま先部分の尖ったウェッジシューズなど、新作のフットウェアは人気商品になりそうな予感。また、バッグ絵もシグネチャーの編み込みのレザーバッグで続々と新しいバージョンがお目見えし、中でもワインレッドのピローバッグはキャットウォークをさらった。