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「ステラ マッカートニー」、キノコ由来のビーガン・レザー製バッグの一般販売開始へ

By Danielle Wightman-Stone

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ファッション

Image: Stella McCartney

英ファッションブランドの「ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)」は、世界初となるキノコの根の菌糸体から作られたビーガン・レザー素材のラグジュアリー・バッグ「フレイム マイロ(Frayme Mylo)」の一般向けの販売を今夏、開始する。

発売日は7月1日を予定しており、一般販売の開始は、環境に配慮した製品開発に注力する「ステラ マッカートニー」はもちろん、ファッション業界における植物性原料由来の素材開発にとっても大きな一歩となる。

素材に使われたのは、米国のバイオ企業、ボルト・スレッズ(Bolt Threads)が開発した見た目も触り心地も本革のようなビーガン・レザー「マイロ(Mylo)」。「ステラ マッカートニー」は科学と高級ファッションの融合によるサステナブルな商品提案を目指し、2017年にボルト・スレッズ社と2017年より長期のパートナーシップを締結し、「マイロ」の開発の初期段階から協働していた。

Image: Stella McCartney

今回一般発売が決まった「フレイム マイロ」は、昨年10月のパリ・ファッションウィークで開催された「ステラ マッカトニー」のショーで初披露されたもので、ビーガン・レザーの扱いを習得したイタリアの職人が手仕事で製造を手がけている。バッグの外周を一周するようにほどこされたチェーン・ストラップ部分はリサイクル可能なアルミニウムのチェーン製となっているほか、アクセサリーのメダルも亜鉛にアルミニウムや少量の銅などを混合したザマックを原料としている。

初回ドロップは100点限定で発売され、バッグには1〜100まで番号が振られるという。「ステラ マッカートニー」の店舗でのみの取り扱いとなり、英国での価格は1,995ボンド。

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