「アグ」がサンダルの特許侵害で「トミー ヒルフィガー」を提訴
By Don-Alvin Adegeest
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ムートンブーツで知られる米の「アグ(UGG)」が、「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」販売するサンダルが「アグ」のもこもこの質感が特徴のサンダルに類似し特許を侵害しているとして「トミー ヒルフィガー」を提訴したことがわかった。
「アグ」の親会社である「デッカーズ・ブランズ(DECKERS BRANDS)」は先般カリフォルニア州中部地区の連邦裁判所に対し訴状を提出し、「トミー ヒルフィガー」サンダル「Laydown(レイダウン)」が「アグ」の「Fluff Yeah Slides(フラッフイヤースライド)」サンダルの特許を侵害している旨、訴えた。
両ブランドのサンダルはともにロゴ入りのバックストラップやシープスキンのアッパーが使われていることから、「市場での混乱を招くとともに消費者にもどちらの会社がデザイン・製造したものであるかが分かりにくくなっている」と「アグ」は主張している。
問題のサンダルは「トミー ヒルフィガー」の公式ECサイトでは販売が取り下げられているが、大手ECのAmazonでは引き続き販売されている。(取材当時の情報)
『フットウエア・ニュース(Footwear News)』によると、「アグ」の「Fluff Yeah Slides」は2018年に発売された。もこもこのシープスキンのアッパーやオープントウに加え、プラットフォームのソール、ロゴの入ったゴム製のバックストラップが特徴的で、「見た目にも独特で、フットウエア業界でも他にはないようなデザイン」だと「アグ」は説明している。
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トミー ヒルフィガー
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