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「ラルフ ローレン」がカシミアのリサイクルプログラムを開始

By Danielle Wightman-Stone

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ファッション
Image: Ralph Lauren; Cradle to Cradle Certified Gold cashmere sweater

「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」は同社初となるクレイドル・トゥー・クレイドルのゴールド認証(Cradle to Cradle Certified Gold、以下、C2Cゴールド認証)を取得したカシミアのセーターを発表するとともに、カシミアのリサイクルプログラムを北米、英国、欧州で開始する。

新しく発表されたセーターは、高級感のある色合いに染められた高品質のカシミアを素材とし、ラベルにはオーガニックコットンの記事を使用。安全性が高く、製品循環を促し、責任ある体制で製造された製品の国際基準を策定する非営利団体「Cradle to Cradle Products Innovation Institute」の多段階におよぶ認証過程に基づく分析を経たのち、C2Cゴールドの認証を取得した。

C2C認証は、製品の「原材料の健康性」「製品の循環性」「空気および気候保全」「水および土壌スチュワードシップ」「社会的公正性」の5つの条件に基づいて審査される。

「ラルフ ローレン」によると、定番のクルーネックセーターに変わってC2Cゴールド認証を受けたセーターが登場し、価格は995米ドルになるという。さらに同認証を受けた他のカシミア商品も展開していくとしている。同社では2025年までに5つの定番商品についてC2C認証を取得するとしており、今回の新製品の投入でその3つが認証済みになった形になる。

また、C2C認証過程の一環として、100%カシミア製品のリサイクルプログラムをウールやカシミアの再利用技術を手がける繊維製造企業のRe-Versoと連携して展開する。

なお「ラルフ ローレン」は、2025年までに製品デザインおよび開発における製品循環性を導入するとともに、これを基盤とし2030年までに既存および将来的に発売される商品の責任を果たすことを目標に掲げている。

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