「ガニー」、オレンジとサボテンからできた人工レザーの新作バックを発表
By Danielle Wightman-Stone
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2023年までに全製品における脱バージンレザーを宣言しているデンマークのファッションブランド「ガニー(GANNI)」が、オレンジやサボテンの農業副産物と再生プラスチックから生まれた人工レザーを使ったバッグ「Bou」をこのほど披露した。
ブランドの新たな“ヒーロー”商品とうたわれるもので、先日開催されたコペンハーゲン・ファッションウィークでの2023年秋冬コレクションのショーで初お目見えした。愛らしい六角形の新作バックは、新繊維開発を手がけるOhoskin(オウスキン)社とのコラボレーションで誕生した。
バッグの素材に使われているのは、テキスタイルデザイナーのアドリアナ・サントノキート(Adriana Santanocito)と化学者ロベルト・メリーギ(Roberto Merighi)が2019年に創設したOhoskin社が開発した植物由来の人工レザー。本社があるイタリアのシシリア島で排出されたオレンジとサボテンの農業副産物と再生プラスチックを48%と52%の割合で混紡し、耐久性が高く、皮革に変わるビーガンレザーとして服飾用品に使用することができる。特許取得済みの製造工程では、ブロックチェーン技術を使ってすべての段階が追跡可能となっている。
今回発表された「Bou」バックに加え、「ガニー」はシグネチャーであるクリートレザーの代替品としてもOhoskin社の人工レザーを使用している。
「Bou」バッグは4月より「ガニー」の販売店で限定販売される。Ohoskin社の人工レザー使用のバッグに加えて、再生レザーの商品も販売する。価格は425米ドル〜525 米ドル(55,400円〜68400円)。
ガニー
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サステナブルファッション
コペンハーゲン・ファッションウィーク
2023年秋冬
FW23
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