「アップル」、アクセサリー製品における革の使用を廃止へ

「アップル（APPLE）」はニューヨークファッションウィーク閉幕前日に行われたイベントで、Apple WatchのバンドやiPhoneケースなどのアクセサリー製品における革の使用を廃止することを発表した。

同社が掲げる「2030年までにすべての製品でカーボン・ニュートラルを達成する」という目標達成の施策として行うもので、革の代わりに非動物性の新素材「ファインウーブン」への切り替えを図るという。

同社は「地球への影響をさらに軽減するため、アップルはiPhoneアクセサリーやApple Watchのバンドを含めすべての製品ラインにおいて革の使用を廃止する。今後は革の代替品として消費者から回収した再生素材を68%使用した上質で耐久性に優れた新しい生地、“ファインウーブン”を導入する」とのコメントを発表している。

なお、革製のApple Watchバンドの限定品に関する「エルメス（HERMÈS）」とのパートナーシップについてはコメントしていない。

「アップル」のリサ・ジャクソン（Lisa Jackson）環境担当バイスプレジデントは「革はアクセサリーの素材としては一般的だが、アップルの事業規模ではカーボンフットプリントが非常に高い」と説明している。