サウジアラビア初のファッションウィーク開催へ。現地ブランドに焦点
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サウジアラビア王国で初となるファッションウィーク、リヤドファッションウィーク(以下、リヤドFW)が10月20日〜23日の間開催される運びとなった。会期中、現地のブランド30社が集い、ファッションショーを披露する。
開会式はサウジアラビア文化省のファッション委員会(Fashion Commission)が主催。加えて、国内外のバイヤー向けに現地ブランドの商品を展示するショールームも設置する。
さらに会期初日にはネットワーキングの機会としてオープニング・ガラ・ディナーも開かれ、海外のファッション関係者250人のゲストが参加を予定しているという。
ファッション委員会のブラク・カクマック(Burak Çakmak)CEOはプレスリリースを通じて、「私たちは歴史上初めてサウジアラビアのファッション中心地であるここリヤドにグローバルなファッションコミニティーを招待する運びとなった」とコメントしている。
「リヤドFWではサウジアラビアで最も創造性に富むデザイナーたちの作品を披露し、世界のファッション関係者たちとの橋渡しをしていく。会場やライブ配信でサウジアラビアのファッションを早く紹介したい」とコメントしている。
リヤドFWの詳細については、先般パリで開催されたメンズ・ファッションウィークならびにオートクチュール・ファッションウィークで明らかになった。なお、同ファッションウィークでは複数のサウジアラビアのデザイナーがコレクションを発表している。
Fashion Future社のレポートによると、サウジアラビアのファッション小売業の売上高は2025年までに現在より28%増え、320億ドルになると予想されている。今回のファッションウィークの開催も同国でのファッション業界に対する需要拡大を象徴している。