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ヴィクトリアズ・シークレット、2019年のファッションショーを中止

By AFP

2019年12月17日

米ランジェリーブランドの「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria's Secret)」は毎年恒例のファッションショーについて今年の開催を中止すると発表した。ファッションショーは米国でテレビ中継され人気番組となっていたが、最近の批判や業績悪化を受けてマーケティング戦略を見直し、ショーの中止を決定したという。

親会社の「エル・ブランズ(L Brands )」のスチュアート・バーグドアーファー(Stuart Burgdoerfer)副社長兼最高財務責任者(CFO)は21日、アナリスト向けの電話会議で「ショーの中止が短期的な業績に大きく影響する見通しは低い」と説明。また「ファッションショーほどではないが、顧客とのコミュニケーションは行っていく」と述べた。

「ヴィクトリアズ・シークレット」は過去2年間売上が落ち込み親会社「エル・ブランズ」の利益を圧迫している。「エル・ブランズ」の2019年第三四半期の最終収益は2億5200万米ドルの損失(前年同期は4300万米ドルの損失)となり赤字が大幅に拡大した。

またアナリストらは、同ブランドに対しては「女性蔑視」との批判が多いほか、シンプルであまりセクシーすぎないデザインの下着を好む若い世代への訴求力も失われてきているとの見方を示している。

バーグドアーファーCFOは「(時代に合わせて)“ヴィクトリアズ・シークレット”のマーケティングも進化しなければならない」とコメントしている。

どうなる? VSモデルたちの今後。

2019年のショーの中止に関しては以前オーストラリア人ヴィクトリアズ・シークレット(VS)モデルのシャニーナ・シェイク(Shanina Shaik)が英メディアに取りやめの可能性を漏らしていたことからすでに噂が出回っていた。

「ヴィクトリアズ・シークレット」はモデルの採用において多様性に欠けるとの批判を受け、昨年開催のショーでいつもにも増して国際色豊かなモデルを起用した。

しかしその後、同ブランドのエド・ラゼック(Ed Razek)マーケティングディレクターによるトランスジェンダーやプラスサイズのモデルの起用を拒否するとした発言がソーシャルメディアで炎上。後日謝罪文を発表する事態となった。

さらに昨年「ヴィクトリアズ・シークレット」の業績が低迷する中、当時同ブランドの最高経営責任者(CEO)を務めていたジャン・シンガー(Jan Singer)氏が就任2年余りで辞任している。(AFP)

画像: Jewel Samad / AFP