2022年春夏ブライダル・トレンド:ステートメント・スリーブ、太ももスリットなど続々登場
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パンデミックの発生で、結婚式が縮小または中止になるケースが相次いだ。それから2年余り、晴れの日を控える花嫁達は家族や友人の前で美しいドレスを纏いバージンロードを歩く日を今か今かと待ち構える。そんな中開催されたニューヨークとロンドンのブライダル・ショーで、いくつかの共通するトレンドが見られた。ネットフリックスで配信中の歴史ドラマ『ブリジャートン家』(原題:The Bridgerton)やその時代背景である英国のリージェンシー(摂政時代)スタイルの影響を受けたと思われる、ステートメント・スリーブやコルセット、トレーンなどのトレンドが登場した。
ステートメントスリーブ
今シーズン最大のトレンドは何といっても大きく膨らんだ袖を始めとする印象的なステートメントスリーブ。「モリリー(MORILE)」はレースで覆われたボディスのストラップレスドレスにシアースリーブを合わせて優美さをプラス。「レベッカ シューンベルト(REBECCA SCHONEVELD)」では深く入ったスリットが目を引くストラップレスドレスにランタンスリーブをあしらった。また「リーム アクラ(REEM ACRA)」のエレガントな公爵夫人風のサテンドレスは、袖部分を小さいバルーンスリーブにしてステートメントを強調。
太ももスリット
ステートメントスリーブに次ぐ今季のもう一つのブライダル・トレンドは、太ももまで深く入ったスリット。「レベッカ シューンベルト(REBECCA SCHONEVELD)」からは、セミシアーのビスチェやポケット、トレーンが特徴的なシャンティリーレースのフロントスリット入りロングドレスが登場。「アン バルジ(ANNE BARGE)」のシルクファイユを使ったコルセットドレスに見え隠れするスリットや取り外し可能なリボンのベルトを付けた。一方、「サバンナ ミラー(SAVANNAH MILLER)」はダイヤモンドのストラップのついた光沢感のあるモダンなサテンのコラムドレスに深いサイドスリットに加えたスタイルを披露した。
コルセット
胸元の大きく開いたコルセット付きのドレスが今年、大きくカムバック。「ダナ ハレル(DANA HAREL)」のミカドシルク素材のドレスでは、マルチレイヤードのスカートに深い「U」ネックのコルセットを合わせている。「レラ ローズ(LELA ROSE)」はジャカード織のコルセットドレスに桜の花を散りばめ、「モリリー マデリーン ガードナー(MORILEE MADELINE GARDNER)」からは胴部分を輝くネットのボディスで仕上げたノースリーブのオーガンザAラインドレスがお目見えした。