2023年メンズウエアトレンド:プレッピースタイル
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2023年春夏のメンズウエアシーズンには、プレッピールックが新たなツイストを加えらてリバイバル。これまでのアイビーリーグのスタイルから、より“スポーツとストリートっぽさ”を強調した新作が際立った。また、「ルード」の薄いパステルカラー、「MSGM」のネオン、「ドリス ヴァン ノッテン」のバーガンディーと黒など、色使いに関しても全般的にカラフルな展開となった。加えてケーブルニットセーターやバミューダパンツ、カレッジ風レタリングなどキーなアイテムやアクセントのほか、昨シーズンのウィメンズのトレンド同様、ネクタイもカムバック。パリとミラノで開催された最新メンズファッションウィークより、学園ムードあふれる新作ルック10点をご覧あれ。
「アミ(AMI)」
パリ・ファッションウィークでアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)が見せたのは、アメリカのプレッピースタイルとパリジャンのクールさのマッシュアップ。Look17ではクラシックなネイビーと白のストライプのリンガーTシャツ&白の短パンにフラップポケット付きのウィンドブレーカーを合わせ、ベースボールキャップ、ソックス、サンダルでルックスを完成させた。
「ケンゾー(KENZO)」
Nigoが手がける2回目のコレクションとなった今回のパリ・ファッションウィーク。彼曰く、最新コレクションでは1980年代の高田賢三の運動会をテーマにしたショーにヒントを得て、「卒業式」をコンセプトにしたという。Look 22で緑、黄色、赤のストライプ模様の入ったサッカー地のツーボタンブレザー、黄色と赤のストライプのバミューダパンツ、マールドニットのミスマッチドソックス、フリンジ付き白のローファーを披露。
「MSGN」
マッシモ・ジョルジェッティ(Massimo Giorgetti)がミラノ・ファッションウィークでコレクションを披露。Look11の派手なピンクと黒のボーダーのラガーシャツには、カレッジ風にアレンジした「MSGN」の紋章をあしらい、青と白のストライプのシャツとショートパンツ、黒のソックス、ロゴ入りスニーカーと合わせてスタイリングした。
「トム ブラウン(THOM BROWNE)」
パリ・ファッションウィークのランウェイでは、ツイードのコートやブレザー、パンツ、ロングプリーツスカートといったアイコニックな「トム ブラウン」ルックスが多数披露された。Look 21の重ね着ルックは、裏地に赤のチェックの素材を使ったパステルカラーのブークレツイードジャケットや、同じ柄のロングショートパンツ、白い襟のピンクのクレリックシャツ 、ネクタイといったディティールが満載。赤と白のブークレローファーとアンクルソックスをつけてさらにスタイリッシュに。
「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」
パリ・ファッションウィークでの2023年春夏コレクションでは、ピンクのピンストライプのテイラード・ボディコン・コルセット、ウェスタンシャツ&ブーツに、モトクロス、パジャマ、プレッピーといった異なるルックスをミックス。Look 24ではテイラード・バーガンディーとネイビーのリブトリム付きセーターに、バーガンディーのフロントプリーツパンツを合わせた。
「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」
パリのショーでは、アメリカのポップアート文化をロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキア、キース・ヘリングといったアーティスト達の引用句や作品を使ってハイライト。「キャンベル」スープのイラストのワッペンをつけたオレンジのユティリティジャケットを中心としたLook4は、カーキのパンツやオレンジとバーガンディーのベースボールキャップ、白の厚底スニーカーでコーディネートした。
「ルード(RHUDE)」
ルイージ・ビラセノール(Rhuigi Villaseñor)がパリで発表した最新コレクションのLook6で、控えめなダスティピンクのスキニージーンズと赤と白のストライプ・シャツ、ピンクと白のプルオーバー、タッセル付き白のローファーが登場。
「モスキーノ(MOSCHINO)」
「モスキーノ」入社後初のジェレミー・スコット(Jeremy Scott)のオールメンズウエアのショーが、ミラノ・ファッションウィーク中に開催された。Look18では青と白のストライプに黄色のラインを差し色に入れたオーバーサイズのシャツ&ショートパンツがお目見え。ネクタイ、黒のボーターハット、バイカーブーツでコーディネート。
「エルメス(HERMÈS)」
パリでのショーでヴェロニク・ニシャニアン(Véronique Nichanian)は、薄い色を使ったソフトな印象のセットアップを多数披露。Look2では爽やかなペールピンクのカラーレスシャツとカーキのショートパンツの上に白いブルゾンジャケットを重ねた。アクセサリーには白いオープントウのサンダルを着用。
「ポール&ジョー(PAUL & JOE)」
エイドリアン・アルボーによるメンズコレクションの二作目で、花冠の飾りのついたターコイズのコットン・ニット・カーディガンとストライプのシャツ、花の模様入りショートパンツに、アクセサリーとして青のソックスと黒のペニーローファーがLook1に登場。