2023年プレフォールのバイヤーズ・ガイド:テーラリング
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通勤やイベントが本格的に再開するなか、スーツをはじめとするテイラーリングがふたたび注目されている。毎年6月〜8月に発売され、以降2シーズンにわたり着られることとなるプレフォールのコレクションでは、通常夏や秋を感じさせる色や生地が使われる。一方、2023年のプレフォールではクラシックからイノベーティブまで、多彩なスタイルが出揃った。本記事では特に際立ったスタイルを紹介する。
アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)
紫のベルベットを使ったロマンティックな印象の幅広パンツスーツ。中にはグレーのシルクのブラウスを着用。
エトロ(ETRO)
マルコ・デ・ヴィンチェンツォ(Marco De Vincenzo)クリエイティブディレクターがデザインしたワインカラーのベルベットの3ピーススーツは、ワイドなラペルのついたダブルのジャケットやベスト、ベルボトムのパンツが70年代の雰囲気を醸し出す。
フェラガモ(FERRAGAMO)
「フェラガモ」からは、マクシミリアン・デイヴィス(Maximilian Davis)クリエイティブディレクターによるスカイブルーのシャツに2ボタンのブレザー&トレンチコート、ネイビーのネクタイを合わせた男性的なシルエットがお目見え。
ジル サンダー(JIL SANDER)
ルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)のクリエイティブディレクター・カップルによる、青いスリムパンツのスーツ。ベストについたベルトのディティールやシルバーのバックルがいいアクセントになっている。
3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)
ストーンカラーのギャバジンで作られたノーカラージャケット&ストレートパンツにフード付きスウェットシャツを合わせたルックス。腰回りにはサシュが複雑に組み込まれている。
プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)
ジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernandez)は、ウエスト部分をすぼませたクリーム色のギャバジンのシングルボタンブレザーと共布のベルト付きフロントプリーツのパンツを発表。
No 21
ヌメロ ヴェントゥーノ(Nº21)
アレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell'Acqua)が手がける「ヌメロ ヴェントゥーノ」からは、二枚重ねのシャツとタンクトップを合わせたクラシックなピンストライプのテイラード・スーツが登場。
エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)
「エルマンノ シェルヴィーノ」の薄いヘザーグレーのダブルのジャケットとフロントプリーツのパンツ。
「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」
2023年プレフォールコレクションの初盤に登場した、ポケット付きストラップレス・チュニックと重ねたレースをあしらったストレートパンツ。