2023年秋冬NYファッションウィークに見る、ウイメンズウエア4大キー・カラー
loading...
NYファッションウィーク最新版が開催され、デザイナーたちが手がけた、さまざまな色やカラーパレットを使った2023年秋冬コレクションが披露された。オレンジ色のアウターや明るい緑のデイ・ウエアをはじめ、ブラウンのテイラーリング、先駆的なファッションセンスを思わせる鮮やかな赤などの色使いが際立った。
オレンジ色の衝突
アウターでは、特にオレンジ系のカラーに他の色を合わせるルックスが目立った。
「アルチュザラ(ALTUZARRA)」- Look 5
オレンジ、赤、黄色をベースに、緑色のアクセントを加えたウールのマキシコート&ドレス。
「プラバル グルン(PRABAL GURUNG)」- Look 14
赤さび色のレース・ドレス、ブラトップ、ショーツの上に重ねた、オレンジ色のマキシ・コート。フロント部分の三つボタンと幅広ラペルが特徴的。
「ウラ ジョンソン(ULLA JOHNSON)」- Look 20
光沢感のあるオレンジのバルーン・スリーブ・コート。こちらもラペル部分は幅広仕様。バーガンディーのプリーツドレスとフィンガーレス・ロンググローブに合わせて。
エメラルドの都
デイウエアには、明るい緑がよく使われていた。
「アナ スイ(ANNA SUI)」- Look 11
ボウカラーと黒のレースの刺繍付きシルクブラウスに羽織らせた、緑のベルベット・カーディガン。縁にも黒とミントカラーを使っている。一緒に合わせているのは、幾何学模様のミニスカート。
「フィリップ・リム(Phillip Lim)」- Look 17
黒のプリントを施したミントカラーのケープショルダー付きフレアドレス。眩しいグリーンのパッファー・ジャケット。
「ヘロン・プレストン(HERON PRESTON)」- Look 7
黒のキャンバス地ミニスカート&クロップド・ジャケットに重ねた、鮮やかな緑のジーンズ。エメラルドグリーンのボアと黒のレザーロンググローブがアクセントをプラス。
艶やかな緋色
情熱的な赤にさまざまな色をミックスした先駆的なルックスも登場。
「トム ブラウン(THOM BROWNE)」- Look 36
赤・白・青のチェックのドレス。襟、カフス、ウエストバンド、スリップも赤のペイズリー柄を施している。
「パペッツ アンド パペッツ(PUPPETS AND PUPPETS)」- Look 3
カーリー・マーク(Carly Mark)がデザインした、赤と黒のスネークスキン・プリントのボディースーツ&コートのルックス。リブニットのウエストバンドと赤のカーディガンで重ね着ルックを完成。
「ヒー・ヨン・ヒー(HEEYONGHeE)」- Look 3
カットアウトの入った真っ赤なボディースーツと、グレーのロング・オーバーコート。
ブラウンカラーのセットアップ
テイラードのセットアップでは、ブラウン系が多く見られた。
「ヴェロニカ ビアード(VERONICA BEARD)」- Look 23
ダークブラウンのコーデュロイ・コートの下に合わせた、明るいブラウンのケーブルニット・タートルネックセーターとお揃いのジップアップ・カーディガン。プリントを施したサロンスカート。
「ガブリエラ ハースト(GABRIELA HEARST)」- Look 23
ミディアムブラウンのワンボタン・ブレザー&パンツ。ブレザーの下のシャツもチョコレートブラウンで展開。
「ブランドン マックスウェル(BRANDON MAXWELL)」- Look 17
ダークブラウンのスクープネック・トップ&パンツの上に重ねた、ライトブラウンのロング・ウールコート。