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「2025年までに5千本を植樹」米ティンバーランド、新たな環境目標を発表

グローバルアパレル大手VFコーポレーション(VF CORPORATION)傘下で米アウトドアライフスタイルブランドのティンバーランド(TIMBERLAND)はこのほど、2025年までに世界中で5千本の木を植えるとした新しいサステナビリティ目標を発表した。

新目標の発表と合わせ、ティンバーランドは同ブランド史上最大の世界的キャンペーン「Nature Needs Heroes (ネイチャー・ニーズ・ヒーローズ) 」も展開する。本キャンペーンは、世界各地で持続的な環境保全・社会活動に取り組む12人の著名人を“エコ・ヒーロー”として選出し、雑誌やネット広告、SNS、屋外広告などを通じて紹介するもの。広告では12人がそれぞれティンバーランドの2019年秋コレクションの商品を着用し、街の中にある自然の風景を背景に撮影された写真を起用する。

また広告キャンペーンとともに、世界中で植樹などを含めた複数の環境保全イベントを実施していく。

2001年から世界各地で1千万本以上を植樹

ティンバーランドのジム・ピサニ(Jim Pisani)=グローバルブランド担当プレジデントは今回の新目標発表にあたり「ティンバーランドでは我々の現代の暮らしが地球に与える影響を常に意識し、グローバルなライフスタイルブランドとして、また個々人としても、その改善に対する責任があると考えている。木々や緑は地球の環境だけでなく、我々の心身の向上にもつながる。我々の考える良い未来とは、緑に囲まれた未来であり、植樹活動はこうした我々の考え方を実現するための具体的で効果測定可能な取り組みである。世界中の消費者の皆さんにも規模を問わず環境保全に向けたアクションを起こしてもらい、自然を守るヒーローとして活躍してもらいたい」とコメントしている。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH Zürich)の調査によると森林の復元は気候変動の緩和において最も効果的な方法の一つとされ、世界規模の植樹プログラムが成功すれば地球上で排出される温室効果ガス量の3分の2を取り除くことができる可能性があるという。

植樹活動の展開にあたり、ティンバーランドは大規模な森林再生・植栽活動を展開するNPO等の団体と連携していく。連携する団体はスモールホルダー・ファーマーズ・アライアンス(Smallholder Farmers Alliance 、ハイチの小規模農業事業者連盟)、グリーン・ネットワーク(GreenNetwork) 、ツリー・エイド(Tree Aid、英国環境活動団体) 、国連砂漠化対処条約(UNCCD)、コネクト4クライメット(Connect4Climate 、世界銀行が推進する環境保全イニシアティブ)、Justdiggit(森林再生NPO)、ラス・ラグナス・エコロジカル・パーク、ツリーズ・フォー・ザ・フューチャー(Trees for the Future、国際植樹推進NPO), アメリカン・フォレスト(American Forests)、ツリーダム(Treedom)など多岐にわたる。

活動初年度はハイチ、中国、ドミニカ共和国、米国、タンザニア、マリでの活動に集中する。マリではアフリカを横断する8,000kmの植林帯を育成し、気候変動、干ばつ、飢餓、紛争、移住問題への対処を図る「Great Green Wall(緑の長城)」計画の支援なども行っていく。

ハイチでの植樹活動

国際連合砂漠化対処条約のイブラヒム・チヤウ(Ibrahim Thiaw)事務総長は「緑の長城は今世紀で最も喫緊の課題に直面している何百人もの人々に希望を与える新しい世界的な取り組みであり、この奇跡的な活動にティンバーランドが参画してくれることを大変喜ばしく思う」とのコメントを発表している。

Photo courtesy of the brand