「シャネル」がマルセイユで2025クルーズコレクション披露
By Don-Alvin Adegeest
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「シャネル(CHANEL)」の最新クルーズコレクションが、フランス・マルセイユで開催された。リゾートコレクションといえば、ラグジュアリーブランドが次々に国外リゾート地でショーを開催するのがお決まりのパターンだが、今回「シャネル」が選んだ南仏の活気あふれる港町は、伝統的なフレンチ・エレガンスと地中海の魅力がハーモニーを生み出し、これまでとは一味違うユニークな印象を残した。
アートスペース「MAMO」を会場に披露された2025年クルーズコレクションでは、水中で馳せる夢想と地中海を照らす太陽の輝きの融合をコンセプトにヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)が手がけた、刺繍やスパンコールをあしらったジャケット、スイムウェアなどが登場した。
またショー当日には、特別企画としてラジオ番組「Radio CHANEL」も放送。メゾンのアンバサダー、キャロリーヌ・ドゥ・メグレ(Caroline de Maigret)を司会に迎え、創造や文化交流をテーマにマルセイユのアーティストやパーソナリティー、メゾンとゆかりのある人物たちとの多彩な対話が繰り広げられた。
「シャネル」はマルセイユについて、「現代文化の交差点であり、地中海の鼓動する心臓ともいえる都市」と説明している。地中海の玄関口であるマルセイユは、北アフリカや中東といった国々の服飾文化とフランスとをつなぐ架け橋となっている。こうした影響が世界的に洗練されたスタイルや文化的融合に如実に現れるマルセイユは、「シャネル」の最新作の披露の場としてまさにぴったりのロケーションであった。
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