‘23年秋冬アクセサリーバイヤーズ・ガイド
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2月10日に開幕するニューヨーク・ファッションウィークを控え、ブランド各社による2023年秋冬向けのプレタポルテコレクションの発表が間近に迫る。最新作ではどんなアクセサリーが登場するだろうか。そのヒントを探りに、2022年秋冬シーズンに登場した選りすぐりの先駆的なスタイルを紹介する。
帽子:注目ポイント:フェイクファー・ハット&キャップ
「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は、アシッドグリーンカラーのフライト・キャップを披露。
「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、ピンク・赤・黒の幾何学模様を配したバケット・ハットを、同じ柄の服と合わせてコーディネート。
「フイ(HUI)」のデザイナー、Hui Zhou Zhaoはハンチングを毛足の短い白色のファーで覆った。
首まわり:注目ポイント:ナイロンのネック・スカーフ
「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」のナイロンスカーフ。写真のものはベージュの下地に、コートとお揃いのマークを刺繍。
ロッコ・イアンノーネ(Rocco Iannone)が手がけた「フェラーリ(FERRARI)」の2022年秋冬コレクションに登場したスカーフは、目がチカチカするようなネオンカラーのカラーパレットで展開。
「ロクサンダ(ROKSANDA)」のロクサンダ ・イリンチック(Roksanda Ilincic)は、ボリューミーなフェイクファーと合成繊維のコートに、オフホワイトのナイロンスカーフを重ねた。
ベルト:注目ポイント:重ねベルト
ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)による「ミュウミュウ(MIU MIU)」は、ダブルのベルトループ付きチェックのミニスカートに、同じ素材の茶色のベルトを2本通してスタイリング。ゴールドのバックルがアクセントを醸し出している。
「ピーター ドゥ(PETER DO)」は、太さやバックルの形状の異なるベルトを重ねづけ。一緒に合わせているのは、フロア丈のプリーツスカートと、黒のブラウス&レザーのボレロ。
「アルチュザラ(ALTUZARRA)」のジョセフ・アルチュザラ(Joseph Altuzarra)からもダブルベルトがお目見え。銀細工で装飾したレザーのベルトに、銀細工に加えて貝殻を使ったものの2本のレザーベルトを、マキシレングスのレザー製スカートのアクセサリーとして取り入れた。
ハンドバッグ:注目ポイント:ソフトな形状
複数のブランドから合成素材製の柔らかいバッグが登場。「ディースクエアード(DSQUARED2)」の双子のデザイナー、ディーン&ダン・ケイティン(Dean & Dan Caton)が手がけたホーボーバッグはキャラメルカラーが目を引く。
「ジバンシィ(GIVENCHY)」のマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)は、ギャザーの入った柔らかい黒のレザー製クラッチバッグを発表。
「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のマチュー・ブレイジー(Matthieu Blazy)による、バーガンディーカラーの四角いクラッチバッグ。
フットウエア:注目ポイント:白のアンクルブーツ+厚めラグソール
オリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)がクリエイティブディレクターを務める「バルマン(BALMAIN)」では、ハイウェッジソールのアンクルブーツにスキーのディティールを加えてアレンジ。
「ボス(BOSS)」のマルコ・ファルチョーニ(Marco Falcioni)による、白のレザー製バイカーブーツ。黒のストラップが一際目立つ。
フィリピン出身のデザイナー、リアン・フェルナンデス(Rian Fernandez)は、ラグソールの白いチェルシーブーツを披露した。