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「エルメス」広州旗艦店、コロナ休業解除後の初日売上270万ドル

By Kristopher Fraser

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ファッション

中国経済に早くも復活の兆しが見え始めた。新型コロナウイルス感染拡大で数カ月の経済封鎖状態が続いた中国・広州にある「エルメス(Hermès)」の旗艦店で営業再開初日の土曜日の売上が270万米ドルであったことがWWDの取材で分かった。同店舗は「エルメス」の中国における店舗の中でも2番目に大きい大型店舗。広州は中国広東省の省都であり、中国最大の富裕都市とされている。

1日で270万米ドルの売上は中国のブランド小売店単店舗での1日の売上として初とされ、コロナ感染拡大による経済の落ち込みで苦戦するラグジュアリー業界に吉報となった。中国の動きは各国での経済封鎖解除後の経済回復の可能性の予兆とも言え、期待感が高まる。

今回の報道について「エルメス」はコメントしていないが、「Weibo(ウェイボー)」や「小紅書(RED)」などの中国系ソーシャルメディアではワニ革の「バーキン」バッグや家具、食器などユーザーが購入した商品の画像が多数投稿されている。

中国の経済成長は6月下旬までには 回復するとの見通しが強い。一方、中国内での消費が復活しても世界の他の主要都市ではいまだ経済活動が休止状態にあり、中国から諸外国への輸出が大幅に落ち込んでいる。 そのため中国経済の先行きは世界の経済封鎖がいつ解除されるかにかかっているが、イタリアやスペイン、米国各地でロックダウンが続く中、経済再開までにはしばらくかかるかもしれない。

Photo: via Hermes.com

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