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「ザラ」親会社のインディテックスの通期純利益、前年ほぼ3倍に

By Huw Hughes

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ファッション

画像: Inditex

「ザラ(ZARA)」「マッシモ デュッティ(MASSIMO DUTTI)」「プル&ベアー(PULL & BEAR)」の親会社インディテックス(Inditex)の2021年度純利益が前年比ほぼ3 倍となり、新型コロナ・パンデミック前の水準に戻った。

同社の発表によると、1月31日を最終日とする2021年度通期の純利益は前年より193%増加し、32億ユーロを記録した。

また、売上高は前年比37%増(恒常通貨ベース)の277億ユーロとなり、パンデミック発生前の2019年度水準を3%上回った。

事業別ではオンライン販売が前年比14%増の75億ユーロと特に好調で、通期の対売上高事業比率も25.5%にまで拡大した。なお、オンライン販売については2024年までに通期売上高の30%以上に膨らむと同社は予測している。

第4四半期はオミクロン感染拡大が影響

同社の2021年度通期業績はパンデミックからの順調な回復を見せたものの、第4四半期ではオミクロン型の感染拡大に加え、オーストリア、オランダ、ドイツ、日本、中国、フィリピンなどの国々における営業時間制限の影響を受け店舗売上が急激に落ち込み、4億ユーロの一時損失を計上した。

また、2022年2月1日〜3月13日までの実績についても、実店舗販売とオンライン販売を合わせた売上高が前年比33%、対2019年度比では21%上昇しており、堅調な伸びを示しているという。このうち、ロシアとウクライナが占める割合は5%程度。

なお、インディテックスは今月初め、ロシアのウクライナ侵攻を受けロシア国内の502店舗を閉鎖すると発表している。

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