「パンガイア」がスナップチャットとAR試着を展開

サステナブル素材を使ったファッションを手がける「パンガイア(PANGAIA)」が、スナップチャット(Snapchat)とパートナーを組み、同ブランドが展開する「グレープレザー・スニーカー(Grape Leather Sneaker)」シリーズの商品をAR（拡張現実）技術を使って試着できるキャンペーンを英国内で展開する。

キャンペーンでは英国内のスナップチャット・ユーザーを対象に、スナップチャットのアプリ内でAR技術を活用した「グレープレザー・スニーカー」の試着が可能となる。指で画面を横にスワイプすると靴の色が選べる上、上方向にスワイプすると購入手続きが行える。

「パンガイア」にとってバーチャル試着キャンペーンを展開するのは今回が初。同社は「人気急上昇中のARによるeコマース市場」への参入により、Z世代やミレニアム世代へのリーチを図りたいとプレスリリースでコメントしている。

AR技術の活用に関しては、「パンガイア」に加えて多くのブランドがオンラインコミュニケーションの一環として導入を進めており、パンデミックの影響を受けて実店舗での買い物体験に代わる施策としてバーチャル試着などを展開している。

「パンガイア」の「グレープレザー・スニーカー」は同社が注力している新素材を用いたジェンダーレスなコレクションで、ワイン醸造工程で廃棄されるブドウの皮や茎を利用した人工皮革「ベジェア（VEGEA）」を素材としている。