CFDAファッションアワード2025　候補者と受賞者を発表

米国ファッションデザイナー協議会（CFDA）は、次世代および先駆的な米国のデザイナーやクリエイターを称える年に一度の祭典、ファッションアワードの次回開催に向けて準備を進めている。

2025年度の授賞式は11月3日の夜に開催される。会場は3度目となるアメリカ自然史博物館の「Hall of Ocean Life」である。当日は、米国のデザインの才能を祝うため、セレブリティや業界のリーダーなど豪華なゲストが会場に集結する。

今回で4年連続のプレゼンティングパートナーを務めるのはAmazon Fashionである。また、Google Shoppingは引き続き「American Emerging Designer of the Year Award」をサポートする。

授賞式の司会には、女優兼歌手のテヤナ・テイラーが選出された。その他にも、多数の著名人がプレゼンターとして登壇する予定だ。

本年度の各賞の候補者および受賞者は以下の通りである。

各賞の候補者

2025年度「American Womenswear Designer of the Year」の候補者には、Carolina Herreraのウェス・ゴードン、Diotimaのレイチェル・スコット、Kallmeyerのダニエラ・カルメイヤー、ラルフ・ローレン、そしてトリー・バーチが選出された。

「American Menswear Designer of the Year」の候補者には、Amiriのマイク・アミリ、Eckhaus Lattaのマイク・エクハウスとゾーイ・ラッタ、The Rowのアシュリー・オルセンとメアリー＝ケイト・オルセン、トム・ブラウン、そしてウィリー・チャバリアがノミネートされている。

「American Accessory Designer of the Year」の候補者には、アナ・クーリ、Khaiteのキャサリン・ホルスタイン、Luarのラウル・ロペス、The Rowのアシュリー・オルセンとメアリー＝ケイト・オルセン、そしてトリー・バーチが名を連ねる。

「Google Shopping American Emerging Designer of the Year」の候補者には、5000のテイラー・トンプソン、Ashlynのアシュリン・パーク、Auberoのジュリアン・ルイ、バーナード・ジェームス、そしてコリーン・アレンが挙げられる。

Alaïaのクリエイティブ・ディレクターであるピーター・ミュリエが、「International Designer of the Year」に決定した。一方、ドナテラ・ヴェルサーチェは、「LGBTQ+コミュニティへの貢献、および若手才能の支援」が評価され、「Positive Change Award」を受賞する。

受賞者

ラッパーからデザイナーへと転身したエイサップ・ロッキーが、「Fashion Icon」賞を受賞する。この受賞は、彼にとってファッション中心の充実した1年を象徴するものである。2025年初頭にはRay-Ban史上初のクリエイティブ・ディレクターに就任し、それ以前からもスポーツウェア大手Pumaとの長年にわたるコラボレーターとして知られている。また、ロッキーは昨年、自身のブランドAWGEでパリ・ファッションウィークにデビューし、JW AndersonやMarine Serreなどとのコラボレーションも展開している。

ラグジュアリーストリートウェアブランドFear of Godの創設者であるジェリー・ロレンゾは、Amazon Fashionが提供する第4回「Innovation Award」を受賞する。スティーブン・コルブは声明の中で、ロレンゾが2013年にFear of Godを設立して以来、「革新的なアプローチで従来のブランド構築の手法を覆し、ファッションとスポーツの両方に取り組みながら、文化的な共鳴を生むコミュニティを築き上げた」と述べた。

その他の受賞者として、「Geoffrey Beene Lifetime Achievement Award」をラルフ・ルッチが、「Founder’s Award in honour of Eleanor Lambert」をシンシア・ローリーが受賞する。また、「Media Award in honour of Eugenia Sheppard」にはW Magazineのサラ・ムーンヴスが選ばれた。