「シモーネロシャ」がロンドンFWで初のメンズのフルコレクションを発表
By Rachel Douglass
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今季のロンドンファッションウィークでアイルランドの「シモーネロシャ(SIMONE ROCHA)」が、「ザ・ベイリー」の名で知られる中央刑事裁判所でショーを開催した。
当日はシグネチャーのボリューミーなドレスに加え、ブランド初となるメンズの2023年春夏向けフル・コレクションが披露された。
オペラが鳴り響く大理石のランウェイを、モデルたちがゆったりとしたチュールの服やユティリティー要素を兼ねたアイテムを着て登場。
ミリタリースタイルのカーキパンツに繊細な花柄のプリントや刺繍を施すなど、男性的なラインと女性的なラインが調和する面白い展開となった。
特に目を引いたのが、男女ともに新作でお目見えした着崩したコルセットやヴェール、リボンで構成されたアイテム。
ロンドンの芸大、セントラル・セント・マーチンズを卒業したデザイナー、シモーネ・ロシャ(Simone Rocha)のシグネチャースタイルで、今回のコレクションではサイズアップしたり、形を強調したりしてバブル・スリーブのボンバー・ジャケットやヘアバンドに取り入れた。
ほかにも、手袋やロングドレスにあしらった大ぶりなリューシュや、計算しつくされたジッパーや大きめバックル使いなどが、膨らみの大きなシルエットやアンバランスなルックスにアクセントを添えた。
今回お目見えしたメンズコレクションのスタイルはロシャのウィメンズウェアコレクションにも登場すると見られているが、彼女の定番デザインとして強い印象を残したことは間違いない。
さらに、図形をアレンジしたルックに加え、緻密な刺繍を施したりパンツの上にスカートを重ねたレイアードスタイルなどジェンダーの概念に挑戦した新作もお目見えした。
メンズウエア
ウィメンズウエア
シモーネ・ろしゃ
ロンドンコレクション
ロンドンファッションウィーク
2023年春夏
LFW
Simone Rocha
SS23