グリーン・カーペット・ファッション・アワード、共同司会に著名人を任命

従来のミラノから、オスカー賞開催中のロサンゼルスに場所を変えて開かれる2023年のグリーン・カーペット・ファッション・アワード（Green Carpet Fashion Award、以下、GCFA賞）の授賞式に、5人の著名人が共同司会として登場することがわかった。

クリエイティブディレクターのリヴィア・ファース（Livia Firth）が創設したGCFA賞は、ファッションやエンターテイメントを集結しサステナビリティ推進に向けて活動する個人やブランドを表彰する活動。今回の授賞式では俳優のケイト・ブランシェット（Cate Blanchett）、ヴィオラ・デイヴィス（Viola Davis）、シム・リウ（Simu Liu）に加え、モデルのクアナ・チェイシングホース（Quannah Chasinghorse）やデザイナー兼ディレクターのトム・フォード（Tom Ford）が共同司会として名を連ねる。

授賞式は3月8日に開かれる予定で、当日は「相互に繋がり合った文化の変化や、それを促す最も刺激的な取り組み」を称えると主催者は説明する。

賞の創設者でこれまで同賞を牽引してきた中心役のリヴィア・ファースは「ファッションはライフラインとなり得るし、そうあるべき。サステナビリティ実現のための解決策は領域を跨ぐものであり、我々は皆一丸となって人間や生態系にとって正しくあるための中心的な役割を持って強固な道のりを切り開いていかなければならない」とのコメントを発表している。

さらに、「本賞は集団としてトランスフォーメーションを起こすため二つの強い繋がり合った業界を牽引しながら、我々全員が模倣すべきコミットメントの大きさと重点という、ただその一点だけを紹介するものである」と加えている。

今回の授賞式は舞台および制作デザイナーのステファン・ベックマン（Stefan Beckman）をクリエイティブディレクターに迎えるとともに、モデルエージェンシー業界のダイバーシティ推進で知られるベサン・ハーディソン（Bethann Hardison）、モデルのアンバー・ヴァレッタ（Amber Valletta）、デザイナーのリストファー・ベヴァンス（Christopher Bevans）、「Vogue」サステナビリティ編集長のトン・グッドマン（Tonne Goodman）らが審査員を務める。