デジタルストアからNFT新製品まで〜「メタバース・ファッション・ウィーク」ハイライト
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ディセントラランドで開催されたメタバース・ファッション・ウィーク(MVFW)が閉幕した。今回のイベントでは、世界で初めてファッション業界の完全デジタルな体験が実現された。
ランウェイやアフターパーティーなど多彩なプログラムが満載となったMVFWでは、本イベントを好機に、各ファッションブランドはディセントララランドのさまざまな区画でデジタルストアやポップアップストアを開店した。
そうしたブランドの一つ、英国高級百貨店の「セルフリッジ(SELFRIDGE)」はMVFWで旗艦店を開設し、デザイナーのパコ・ラバンヌ(Paco Rabanne)や画家のヴィクトル・ヴァザルリ(Victor Vasarely)の作品を体験できるイマーシブコンテンツを提供した。
また「スリーディアム(THREEDIUM)」も「ボストンプロトコール(BOSON PROTOCOL)」とタッグを組み、「ダナ キャラン ニューヨーク(DKNY)」や「カサブランカ(CASABLANCA)」など老舗および新興ブランドが出店するデジタルモールを開設。同モールには「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」も出店し、2022年春コレクションのデジタル版を公開したほか、NFT作品の販売も行った。一方、ディセントラランドがデジタルマーケットプレイスのUNXDと共同で開発したパリのモンテーニュ通りをイメージしたラグジュアリーファッション地区では、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」「エトロ(ETRO)」「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」がデジタルストアを出店している。
加えて、ラリブルズ・フレッシュ・ドリップ・ゾーンと名付けられたニューヨークの雰囲気の漂う地区にも「プーマ(PUMA)」や「ペリー エリス(PERRY ELLIS)」、「フレッド シーガル(FRED SEGAL)」ら12ブランドのポップアップストアがオープンした。
このほか、MVFWではNFTやバーチャルファッションの歴史に関するテーマのパネルディスカッションも開かれた。
ランウェイも盛況で、多くのラグジュアリーブランドがリアルなコレクションに似せたデジタルコレクションのショーを披露。「ドルチェ&ガッバーナ」ではロゴをふんだんにあしらったコレクションをまとったネコのモデルも登場した。
MVFWのランウェイプログラムの最後を飾った「デュンダス(DUNDAS)」は、ラグジュアリーファッション地区のポップアップストアでデジタルコレクションを披露した。