NYファッションウィーク’22年春夏:「モスキーノ」、新作のテーマは「童謡」
By Danielle Wightman-Stone
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キャットウォークに楽しさとユーモアを加えるなら、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)に任せて間違いない。彼はこのたび開催されたニューヨークファッションウィーク(NYファッションウィーク)で、自身がクリエイティブディレクターを務める「モスキーノ(MOSCHINO)」の2022年春夏コレクションを発表。童謡『メリーさんの羊』の羊をかたどったバッグなどのアイテムにキッチュな有閑マダムっぽさをミックスさせ、童謡の懐かしい世界観でショーを賑わせた。
スコットは、「モスキーノ」の創設者フランコ・モスキーノ(Franco Moschino)の特徴的なデザインであるクラシックなスーツやセットアップなどをベースに、プードルやキリン、クマやプードルなど、童謡をテーマにした楽しそうな動物のプリントでアレンジ。ショーの解説文によると、新作コレクションは「上品だが、高飛車ではない」という。
ショーのオープニングを飾ったのは、動物のパッチワークプリントを一面にあしらったティールのミニスカートスーツとジャケットにきらめくビスチェブラレットを身に纏ったモデルのジジ・ハディッド(Gigi Hadid)。ピンクのアヒルのイヤリングや、欧米でよく見かける冷蔵庫のマグネットに似せた、「Moschino」の文字を綴った七色の特大サイズのアルファベットのチェーンネックレスを合わせてコーディネートしている。
画像: courtesy of Moschino; spring/summer 2022
モスキーノ
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ジェレミー・スコット
22年春夏
NYファッションウィーク