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最新NYファッションウィーク、要チェックの5大新興ブランド

By Jackie Mallon

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ファッション

Look from Chan Chit Lo's Mother of the Sea collection Credits: ChanChitLo.com

2024年春夏NYファッションウィークが今週末に開幕する。今回も注目必至の若手デザイナーが多数、参加を予定している。オンラインのみで販売するブランドから、実店舗販路を展開するレーベルまで、要チェックのブランド5つを総おさらい。

「アドバイザリー(ADVISRY)」

Items from Keith Herron’s Advisry Credits: Advisry.com

9月10日午後3時に登場予定の「アドバイザリー」。初のウィメンズコレクションを披露するデザイナーのキース・ヘロン(Keith Herron)は、ブルックリン出身の若干23歳。自身の愛する映画やグラフィック、米国の文化をインスピレーションに、顧客主体のブランドとして「アドバイザリー」を立ち上げた。

シグネチャー・アイテム:「Advisry」ロゴ入りニット

価格帯:グラフィック・フーディー150ドル、ニット325ドル、カメラバッグ238ドル。

販路:公式ウェブサイトのほか、ポップアップストア、BlackFashionFair.org(黒人デザイナーの支援を行うファッションサイト)、「ComplexCon」(カリフォルニアで開催されるポップカルチャー・アート・音楽に関するイベント)の会場にも出店。

最近のプロジェクト:故ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)の遺族とのコラボによるコレクションを展開。今夏、初のハンドバッグとして、タイムレスなビンテージカメラのフォルムに着想を得た「カメラバック」をドロップ。

「フォーム(FFORME)」

Sculptural luxury from Fforme Credits: Fforme.com

同じく10日の正午の発表が予定されている、高級な生地を使った“クワイエット・ラグジュアリー”なスタイルが定評の「フォーム」。クリエイティブディレクターを務めるポール・エルバース(Paul Helbers)は、かつて「メゾン・マルタン・マルジェラ(MAISON MARTIN MARGIELA)や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、「ザ・ロウ(THE ROW)」でもデザインチームを率いた実力者。彼のアーキテクチュラルで洗練されたシルエットが中間色のカラーパレットと出会い、着心地のよい服を生み出す。

シグネチャー・アイテム:「Maya(マヤ)」バイアスカットTシャツ、「Nola(ノラ)」クロップド・ダウンジャケット。

価格帯:(アパレル商品)Tシャツ900ドル〜コート4,990ドル

販路:ECサイト「Air Mail」、公式ウェブサイト

最近のプロジェクト:2023年秋冬コレクションのショーをニューヨーク・チェルシー地区のギャラリーで開催し、NY発ブランドとしてのポジショニングを強調。

「グレース リン(GRACE LING)」

Clothes and accessories by Grace Ling Credits: GraceLing.com

ニューヨークを拠点に活動するシンガポール出身のグレース・リン(Grace Ling)が、「ザ・ロウ 」や「トム ブラウン(THOM BROWNE)」でのキャリアを経て2020年に立ち上げた、斬新で遊び心溢れるブランド。NYファッションウィークでのデビューは開催初日の9月8日に予定されている。

シグネチャー・アイテム:3Dプリント製メタル・アクセサリー

価格帯:(アパレル&アクセサリー)390ドル〜2,950ドル

販路:公式ウェブサイトに加え、Net a porter、FWRD、LabStore Londonほか、英米およびイスラエルのセレクトショップで販売。

最近のプロジェクト:アメリカファッション協議会(CFDA)の暫定会員として加盟。昨今では同協議会のAAPI Design and Innovation Grant (アジア・太平洋諸島系アメリカ人デザイナーの育成を目的とした助成プログラム)の第一回受賞者に選ばれた。

「チャン チット ロー(CHAN CHIT LO)」

Chan Chit Lo's "Mother of the Sea" collection Credits: Chanchitlo.com

ニューヨークと上海で活動するヴィーナス・ロー(Venus Lo)が2019年に創設した「チャン チット ロー」は、“捨てる神あれば、拾う神あり”をラグジュアリーなレベルに昇華させるというアプローチが話題になった。手作業で製作したアイテムを中心とした新作の発表は、9月9日に登場予定。

シグネチャー・アイテム:リサイクルデニム糸のニットウェア

販路:公式ウェブサイト

最近のプロジェクト:2022年度Yu Prize(中国の企業家ウェンディー・ユーが上海ファッションウィークおよびフランス・オートクチュール&モード連盟と共同主催する中国の若手デザイナーに贈られる賞)ファイナリスト選出を機に、リサイクルレザーのクッションカバーなどインテリア雑貨を展開。

「ショー コニシ(SHO KONISHI)」

Collections by Sho Konishi Credits: ShoKonishi.com

高知県出身で、現在ニューヨークに拠点を置くコスチュームデザイナー、小西 翔(こにし・しょう)の冠ブランド。NYFWデビューは9月13日。東京パラリンピック開会式のパフォーマー衣装を担当したことで注目を浴びた小西は[千杉4] 、Saweetie(スウィーティー)、 Chloe X Halle(クロイ&ハリー)、Lizzo(リゾ)などセレブリティにも衣装提供し、多方面で活躍している。

シグネチャー・アイテム:シルバークロム・ビニール製の甲冑風アイテム

価格帯:ビーチサンダル40ドル〜限定アイテム2500ドル

販路:公式ウェブサイト

最近のプロジェクト:2023年秋冬シーズンに、「コッキ(KHOKI)」とコラボレーションしたランウェイショーを東京で開催。また、今年10月23日に開演を迎えるミュージカル「チャーリーとチョコレート工場」(於 東京・帝国劇場)の舞台衣装も手がけている。

10月23日開演
2024年春夏
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