パントン(Pantone)の2023年秋冬NYファッションウィーク向けのトレンド・レポートでは、涼しげなメントール・グリーン、マゼンタを含むCheerful
(元気いっぱいの明るい色合い)な10色と、コントラストカラーとしてディープ・ブルーやクリーミーな白系カラーなど落ち着きのあるクラシックな5色の2つのカラーパレットが登場した。
こうしたパラーパレットが、先日5日間にわたり開催された最新版NYファッションウィークでのランウェイに次々とお目見えした。本誌では、最新トレンドカラーを使ったルックスのハイライトをお届けする。
鮮やかなマゼンタ、緑弾けるコールラビ…。元気いっぱいのCheerfulカラーパレット
Cheerfulカラーパレットは、赤やローズ系の色を中心に構成されている。中でも、柔らかい、薄い桃色の「テンダー・ピーチ(Tender
Peach)」は、「トリー バーチ(TORY BURCH)」や「コリーナ ストラーダ(COLLINA
STRADA)」などの新作に使われている。
ココナッツミルク、バーチ・グレーなど、クラシックな色合いも。
一方、クラシックのカラーパレットでは、5つの色をフィーチャー。「エクリプス(Eclipse)」のほか、クリーミーな白系の「ココナッツミルク(Coconut
Milk)」、茶色い鹿の毛色を思わせる「ドー(Doe)」、深みのあるブラウンの「ホット・ファッジ(Hot
Fudge)」、淡いシルバーグレー系の「シルバー・バーチ(Silver Birch)」が入っている。
Powdery red at Prabal Gurung and Heron Preston during New York Fashion Week FW23. Image: Launchmetrics Spotlight