「ナイキ」元役員が新スポーツブランド「Omorpho」立ち上げ
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「ナイキ(NIKE)」元役員のステファン・オランダー(Stefan Olander)が新時代のスポーツウェアを世に広めようとしている。同氏はスポーツ&フィットネスのプレミアムブランド「Omorpho」を立ち上げ、戦略的に体重を体全体に分散させることでフィット感やスピード、パワーの改善を図るスポーツウェアコレクション「グラビティスポーツウェア(Gravity Sportswear)」を発表したのだ。
コレクションの開発には3年以上の期間を費やし、「スポーツやトレーニング全般には軽量ウェア」という誤解を解くため、種類を問わず、あらゆる運動時でも体にフィットし、アスリートのスピードやパワーアップをサポートする製品に仕上げた。
またコレクションではすべての製品に「マイクロロード(MicroLoad)」(「Omorpho」が開発した衣類に重りを加えたスポーツウェア)を取り入れており、あえて体全体に少しずつ体重を分散させることで運動効果を増強させることを狙うとともに、生地には快適で体の可動域を最大限に高めるストレッチ性を備えた高性能素材を採用している。
「マイクロロード」は機能性の向上を目的に計算された位置に球体状の重りが付けられているのが特徴で、重りはデザイン面においてもアスリートの自信を引き出しスポーツの効果を高めることを企図しているという。開発では厳格な製品テストのほか、リサーチや精巧な制作過程を経て、構想から3年以上をかけて完成に漕ぎ着けた。
「Omorpho」共同創設者のステファン・オランダーは報道資料にて「スポーツやフィットネス用の服は出来るだけ軽量でなければならないと常々言われてきたが、体を強くしフィット感を高めるのにまず必要なのは抵抗力を加えることだ。ならば、それを服に組み込んだらどうかと考えた」とのコメントを発表している。
「グラビティスポーツウェア」コレクションはメンズおよびウィメンズで展開し、長袖・半袖トップス、ベスト、サイクリングパンツ、レギンスなどを販売予定。取り扱いは公式オンラインショップOmorpho.fitのみで、価格は100米ドル〜。
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