ラルフ ローレン、2026年冬季五輪米国代表ユニフォームを発表

米国のデザイナーブランドであるラルフ ローレン（Ralph Lauren）は、2月6日に開幕する2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックに向けた米国代表チーム（Team USA）の開会式および閉会式用ユニフォームを発表した。

今回でラルフ ローレンが米国代表チームの衣装を手掛けるのは10大会連続となる。開会式用ユニフォームのハイライトとしては、伝統的な木製トグルがあしらわれたステートメントピースであるウィンターホワイトのウールコートが挙げられる。これに、星条旗のインターシャ編みが施されたウールのタートルネックセーターおよびテーラードウールパンツが組み合わされる。

閉会式では、ヴィンテージのスキーレーシングウェアからインスピレーションを得たユニフォームを着用する。スポーティかつモダンなカラーブロックのパファージャケットにはTeam USAのグラフィックが配され、愛国的なカラーパレットのウールタートルネックセーター、そして爽やかな白のユーティリティパンツとコーディネートされる。

ラルフ ローレンによれば、両ルックとも赤・白・青のインターシャニット帽およびミトン、レザーベルト、「鮮やかな赤い靴紐」が特徴的なブラウンスエードのアルパインブーツで仕上げられている。また、すべてのアイテムが米国国内で製造されているという。

ラルフ ローレン コーポレーションのチーフ・ブランディング・アンド・イノベーション・オフィサーであるデイヴィッド・ローレンは、プレスリリースで次のように述べている。「ラルフ ローレンは20年近くにわたり、米国代表チームの衣装を提供するという多大な特権を享受してきた。生涯の夢を追い求め、スポーツ界で最もドラマチックな舞台に立つ我が国の素晴らしいアスリートたちに服を提供することの意義とスケールの大きさは、決して色あせることのない名誉である」

「我々のデザイン哲学は常に、スタイルを通じて夢を創造し、物語を語ることにある。タイムレスでありながらモダンなこれらのユニフォームは、アメリカンスピリットを体現する情熱、楽観主義、そして卓越性への飽くなき追求を反映している。今年の舞台となる偉大なファッションの都の一つ、ミラノに対し、その創造的な精神に敬意を表しつつ、ラルフ ローレンを定義する不朽のスタイルを忠実に守ることを目指した」

ラルフ ローレン、10大会連続で米国代表チームの開会式・閉会式ユニフォームを担当

ユニフォームに加え、ラルフ ローレンはメンズ、ウィメンズ、キッズ向けのアパレルおよびアクセサリーを取り揃えた「Team USA Collection（チームUSAコレクション）」を制作した。これは「冬季大会の洗練されたスタイルと大胆なエネルギーを反映した」ものとなっている。

赤・白・青のカラーパレットを基調とした同コレクションは、Team USAのグラフィックを配したスポーティなシルエットが特徴である。アイテムには、セーター、パファージャケット、プリントフリースのアウターウェア、伝統的なホッケーウェアに着想を得たシルエット、そして刺繍入りのレザーシアリングジャケットなどが挙げられる。

ラルフ ローレンのチームUSAコレクションは、米国内の一部のラルフ ローレン直営店および一部の百貨店、さらにRalphlauren.comとTeamUSAShop.comのオンラインストアで販売される。イタリアでは、ミラノとローマのラルフ ローレン直営店で独占販売されるほか、オリンピック開催期間中はコルティナのRosapetra Hotel（ロザペトラ・ホテル）に開設される特別なポップアップショップでも期間限定で展開される予定だ。

米国オリンピック・パラリンピック委員会の最高経営責任者（CEO）であるサラ・ハーシュランドは、次のように付け加えた。「卓越性と決意こそが、米国のオリンピック・パラリンピックチームを定義するものである。ラルフ ローレンは、タイムレスなデザイン、クラフツマンシップへの深いコミットメント、そしてTeam USAの野心を映し出すイノベーションの精神を通じて、その物語を高める素晴らしいパートナーであり続けてきた」

「彼らの仕事は20年近くにわたりTeam USAのアイデンティティを称え、アスリートたちの精神を捉えてきた。そして、世界的な舞台で米国を代表する彼らに大きな誇りを与えている」

Team USAユニフォームの発表を記念して、ラルフ ローレンはミラノ・コルティナ大会のブランドアンバサダーとしてアスリートたちを起用し、キャンペーンに登場させている。起用されたのは、アレックス・シブタニ（フィギュアスケート）、ブレナ・ハッカビー（パラ・スノーボード）、エリン・ジャクソン（スピードスケート）、エヴァン・ベイツ（フィギュアスケート）、ヒラリー・ナイト（アイスホッケー）、ジャック・ヒューズ（アイスホッケー）、ジャック・ウォレス（スレッジホッケー）、ジェイリン・カウフ（フリースタイルスキー）、ジョーダン・ストルツ（スピードスケート）、マディソン・チョック（フィギュアスケート）、マイア・シブタニ（フィギュアスケート）、およびレッド・ジェラード（スノーボード）である。

2026年冬季大会に関与する他のファッションブランドとしては、英国代表チーム（Team GB）の公式セレモニーウェアサプライヤーとして復帰する英国ブランドのベン シャーマン（Ben Sherman）が挙げられる。また、カナダのアスレジャーブランドであるルルレモン（Lululemon）は、カナダ代表チーム（Team Canada）の開会式および閉会式用ユニフォームに加え、メダル授与式、メディア出演、移動日、選手村での日常生活用のウェアを提供する。さらに、イタリアのラグジュアリーファッションブランドであるモンクレール（Moncler）は、ブラジルオリンピック委員会の公式スポンサーおよびブラジル雪上競技連盟のテクニカルスポンサーとして冬季オリンピックに復帰する。