サルフォード大学の学生、Amazon Primeの新番組でサステナブルデザインを披露

サルフォード大学でファッションデザインを学ぶ学生が、ファッションにおけるサステイナビリティをテーマにしたAmazon Primeの新リアリティ番組に出演し、英国で注目を集めている。

アレハンドロ・コデス（28歳）が出演する『RE/style』は、古着マーケットプレイスのVintedとの提携で制作された全6話のコンペティション番組である。テレビ司会者で元モデルのエマ・ウィリスがホストを務めるこの番組では、8人の新進デザイナーが古着のみを使用して毎週オリジナルのルックを制作するという課題に挑む。

今年初めにロンドンで2週間にわたり撮影されたこのシリーズは、10月13日に配信が開始された。現在サルフォード大学でファッションデザインの修士号取得を目指すコデスは、初週の課題でレザーとチュールに赤いディテールを手縫いで施したドレスを制作し、見事勝利を収めて審査員に強い印象を与えた。その後、オックスファムがロンドン・ファッションウィークで発表した優勝コレクションの制作にも貢献した。

コデスはこの経験が自身のキャリアの方向性に影響を与え、サステナブルデザインに注力するきっかけになったと語る。

「世の中にはすでに多くのファッションが存在することに気づかされた」と彼は述べた。「デザイナーとして、私たちは既存のものを活用し、廃棄物を削減する創造的な方法を見つけることができる。古着を再構築し、サステナブルファッションのための新しい技術を探求することに大きな情熱を感じている」。

各エピソードでは、参加者は6時間以内にデザインを完成させることが求められ、使用する素材を事前に知らされないことも多かった。「時間的な制約は間違いなく困難だった」とコデスは語る。「縫製作業があまりに大変で、1着の服で針を6本も折ってしまったこともあった」。

また、この番組にはスタイリストのメリッサ・ホールドブルック＝アクポソーおよびザドリアン・スミス、デザイナーのヘンリー・ホランド、放送業界人のステイシー・ドゥーリー、クララ・アンフォ、ローラ・ウィットモアなど、ファッションおよびエンターテインメント業界の著名人がゲスト出演している。

この経験を振り返り、コデスは出演者たちを「小さなファッションファミリー」のようだと表現し、今でも互いの活動を支え合っていると付け加えた。

『RE/style』は現在、Amazon Prime Videoで配信中である。