アディダス、SNS「スナチャ」ゲーム内で商品販売へ
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独スポーツウェアブランドのアディダス(Adidas)はソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)「スナップチャット」を通じ提供されているゲームコンテンツ(スナップチャット・ゲーム)内で商品の販売を開始した。スナップチャット・ゲーム上でユーザーに商品を直接販売するのは同社が初。
販売を開始したのはアディダスの新野球用シューズの「8ビット」スパイク。アディダスは米国のメジャーリーグ(MLB)のプレーオフ開幕を前にスナップチャットとタイアップし、80年代に流行した懐かしい野球ゲームを思わせる8ビットゲーム「Baseball’s Next Level」を制作、スナップチャット内で提供を始めた。ゲームのプレイヤーはゲームに登場する野球選手のキャラクターが履いている「8ビット」スパイクを購入できる。
「8ビット」スパイクはゲーム上から直接購入できるほか、アディダスのウェブサイトでも購入可能。価格は130米ドル 。
アディダスは今年8月にプロゲーマーのNinjaとコラボレーションを発表するなどゲーム業界への参入を進めている。昨今、アパレルブランドが次々に顧客とのコミュニケーションの新たな媒体としてゲームの活用を図る中、今回のアディダスの発表で同社は一層ゲーマーの間でのプレゼンスを高めていくことになりそうだ。
なお、今年7月には仏ラグジュアリーブランド「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」がデザイナーのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手がけた2019年秋冬メンズコレクションの世界観をヒントに、1980年代を題材としたオンラインゲーム「Endless Runner」を発表したほか、イタリアの「グッチ(Gucci)」も同社アプリでプレイできる8ビットのゲームセンター風ゲーム2種を公開している。
Photo courtesy of Adidas