スケジュールから事前攻略！パリ・メンズファッションウィーク注目ポイント

フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会（FHCM）は、2026年1月のパリ・メンズファッションウィークの暫定スケジュールを公開した。会期は2026年1月20日から25日までで、2026-27年秋冬メンズウェアコレクションが発表される。

暫定ラインナップには35のショーと32のプレゼンテーションが含まれており、37のショーと30のプレゼンテーションが行われた2025年1月とほぼ同規模である。プレゼンテーションは、すでにショーが密集している日程に組まれており、ランウェイイベントと同じ時間帯に重なることも多い。

2026年1月のスケジュールで注目される不在ブランドには、ロエベ、エルメスのメンズウェア部門アーティスティック・ディレクターに就任したグレース・ウェールズ・ボナー、そしてミラノでの発表を選択したポール・スミスが挙げられる。その他、2025年1月のラインナップと比較して、ランバン、ターク、Les Fleurs Studio、ダブレット、ウーヨンミ、Lazoschmidl、AMC（アルド・マリア・カミッロ）が不参加となる。また、バレンシアガも2026年1月のFHCM暫定スケジュールには記載されていない。

ランウェイスケジュールに新たに加わるのは、Jeanne Friot（1月20日午後3時 CET）およびMagliano（1月24日午後3時 CET）である。

プレゼンテーションスケジュールには、ERL（1月22日午前10時～午後6時 CET）、KML（1月20日午後4時～午後6時30分 CET）、Sonia Carrasco（1月22日午後3時～午後5時30分 CET）、そしてSsstein（1月25日午前10時～午後12時30分 CET）が新たに追加された。

エルメスとディオール オム：ヴェロニク・ニシャニアンのラストコレクション、ジョナサン・アンダーソンのセカンドコレクション

2025年からの傾向を引き継ぎ、主要メゾンはFHCMとの合意に基づき、確立された時間枠を維持する。ルイ・ヴィトン（1月20日午後8時 CET）や、ジョナサン・アンダーソンが2度目のメンズコレクションを発表するディオール オム（1月22日午後7時 CET）がこれに含まれる。エルメスはヴェロニク・ニシャニアンによる最後のコレクションを披露する（1月24日午後8時 CET）。その他の主要なショーとしては、ヨウジヤマモト（1月21日午後5時30分 CET）、リック・オウエンス（1月21日午後12時30分 CET）、コム デ ギャルソン・オム プリュス（1月22日午後5時 CET）が予定されている。

また、FHCMはいくつかの注目すべき復帰ブランドも挙げている。2025年1月には参加したものの同年6月には不参加だったCharles Jeffrey Loverboyがプレゼンテーションを行う（1月24日午後5時30分～午後8時 CET）。Post Archive Faction (PAF)も同様である（1月25日午後2時30分～午後5時 CET）。さらに、Maison Kitsunéも数シーズンぶりに復帰する（1月24日午前11時～午後5時 CET）。

プレスやバイヤーから最大限の注目を集める重要な時間帯は、いくつかのブランドに割り当てられた。LGN (Louis-Gabriel Nouchi)（1月23日午後8時 CET）およびWilly Chavarria（1月23日午後3時 CET）がその例である。2026年最初のパリ・ファッションウィーク（PFW）のトリを飾るのは、ジャックムスとなる（1月25日午後7時30分 CET）。

さらに、FHCMはPatouのオフスケジュールでのショー（1月25日午後3時 CET）についても言及している。また、FHCMが運営するショールーム「Sphère」に参加するブランドとして、Cachi、C.R.E.O.L.E、Gardouch、La Cage、Lazoschmidl、Ouest Paris、Rkivecityを発表した。