スニーカーマーケットプレイスの「The Edit Ldn」がメタバースに進出

高級スニーカーの国際的マーケットプレイスの「The Edit Ldn（ジ・エディット・ロンドン、以下、The Edit Ldn」はこのほど、クリプト業界ファン向けのメタバースプラットフォーム「Bloktopia（ブロックトピア、以下Bloktopia）」のプレミアムストア内に出店する。

2020年より毎年525％の成長を遂げる「The Edit Ldn」は、メタバース進出を通してデジタルウェアラブル（ゲーム等の仮想の世界で使用するファッションアイテム）の販売を見込んでいる。「Bloktopia」の店舗では、アバター用のスニーカーNFTの販売に加えて利用者が自ら着用できる実物のスニーカーの発送サービスを提供する。

「The Edit Ldn」の創設者、モーゼス・ラシード（Moses Rashid）は報道用資料で「高級ブランドにWeb3戦略が必要であるというトレンドを当社は明らかに把握しており、それは自然なことだと感じている。当社のターゲットの中でもデジタルにフォーカスし、クリプトやNFTに関心があり、商品をよりさまざまな形で入手したいと思っている消費者が増えている」とのコメントを発表している。

さらに「Bloktopiaとのパートナーシップは、市場における最も革新的なプレイヤーの位置付けを獲得するという当社ビジョンの実現に向けての大きな第一歩だ」としている。

「Bloktopia」は全21階建ての仮想超高層ビル型メタバース。21階建てという構想は、Bitcoinに敬意を示してBitcoin総発行数が2,100万枚であることから考案された。Web3.0のUnityゲーミングエンジンで開発された「Bloktopia」のメタバースは、利用者の現実世界での行動をすべてデジタルにも展開できるようにするという次世代のインターネットと言われている。

「Bloktopia」のロス・タバコリ（Ross Tavakoli）CEOは「スニーカーファンの一人として、英国のトップ・スニーカー・マーケットプレイスのThe Edit Ldnと組むことができ、本当に嬉しい。（ゲームの）“フォートナイト”はスキン（キャラクター用デジタル着せ替えグッズ）などのアプリ内購入で一日当たり200万米ドルも売り上げている。 Bloktopiaは新しい、（デジタルとフィジカルの）相互運用可能なオプションを提供していく」と説明している。

また同氏は、「今回販売するスニーカーのようなNFT機能を利用したデジタルウェアラブルは、我々のメタバースに限定されず他の多くのゲームやメタバースでも使うことが可能。この手法はThe Edit LDNを始めとするパートナーにまったく新たな収入源を提供するため、ファッション業界とメタバースの相性を高めることができる。さらに購入者も実際のスニーカーを発送してもらえるという利点がある」と加えている。