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リドレスとVFコープが2022年のデザインアワード受賞者を発表

By Rachel Douglass

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ファッション

Image: Redress Design Awards 2022, Federico Badini Confalonieri

サステナブルファッションのデザインコンテスト「リドレスデザインアワード(Redress Design Award)」の2022年の最終選考会が香港で開催され、受賞者が決定した。

主催のNGOリドレス(Redress)と、過去4年間にわたり同アワードを協賛するVFコーポレーション(VF Corporation 、以下VFコープ)の発表によると、大賞を受賞したのはイタリア出身のフェデリコ・バンディーニ・コンファロニエリ(Federico Badini Confalonieri)だという。

コンファロニエリ氏には今後VFコープ参加の「ティンバーランド(TIMBERLAND)」のチームで働き、同ブランドが掲げる“よりグリーンな未来”のビジョンの実現に向けたサステナブルデザインの特別プロジェクトでコラボレーションする機会が与えられる。

アワードには47カ国から450人を超えるデザイナーが参加。最終選考会では勝ち残った9人が思い思いのサーキュラー・ファッションの作品をプレゼンテーションした。

またアワードの一部として、最終選考に残ったデザイナーたちを対象とした「ムーブ・トゥー・ナチュラル・チャレンジ(Move to Natural’ Challenge)」もオンラインで開催された。同イベントではVFコープ傘下のブランド「アイスブレーカー(ICEBREAKER)」のサプライチェーン中で排出される廃棄生地を再利用して100%天然繊維の服を作るという課題に対して、参加者からさまざまなアイデアが発表された。

さらに教育におけるサステナビリティ実践の重要性をうたうリドレスの使命を発展させる目的で、香港理工大学のファッションおよび紡織を学ぶ学生も加わり、参加したデザイナーたちのデザインの作品化を手伝った。

大賞に選ばれたコンファロニエリ氏のコレクションは「マイクロ-レイン(Micro -Rain)」は廃棄生地を出さない服飾制作技術を使いて自身の過去のコレクションの余り生地をアップサイクルしたもので、特にファッションにおけるマイクロプラスチックや合成繊維の使用に関連した問題にフォーカスしている。

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