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エルメスのデザイナー、バリ・バレット氏が退社

By Don-Alvin Adegeest

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仏ラグジュアリーブランドの「エルメス(Hermès)」で女性向け商品を担当するバリ・バレ(Bali Barret)アーティスティックディレクターが同社を退社することがわかった。

バレ氏は2003年に「エルメス」のシルク部門のアーティスティックディレクターとして入社し、以降17年間勤務した。この度退職届を提出し、今年12月に退社する。

ファッション誌『Elle』に「エルメスの隠し玉」と称されたバリ氏は、「エルメス」で初めて手がけたシルクのスカーフでレーザーカットでドット模様をあしらい、当時としては革新的な上にそれまで保守的であった「エルメス」としては何ともきわどいデザインが話題になった。

「エルメス 」のピエール=アレクシィ・デュマ(Pierre-Alexis Dumas)ゼネラルアーディスティックディレクターはWWDの取材に対し「これまで彼女と仕事をすることができ大変光栄、そして嬉しく思う。過去15年以上にわたるバリとの緊密な協力関係と、美・大胆さ・夢・時代性を追求し創造活動に命を吹き込んできた彼女の素晴らしい実績を讃えたい。彼女の情熱はエルメスにインスピレーションを与え、クリエイティブディレクターやデザイナー、職人の才能を開花させてくれた」とコメントしている。

バリ氏は「ピエール=アレクシィ・デュマやエルメスの才能あるチームと共にエルメスのウィメンズコレクションの創出に携われたことは大変幸せなことであり、常に贅沢な経験だった。[CEOの]アクセル・デュマ(Axel Dumas)もピエール=アレクシィ・デュマも私に自由に創造活動をさせてくれ、私に信頼を置いてくれたことに感謝している」と述べている。

画像:バリ・バレ氏デザインによる「エルメス」のスカーフ(Hermès Official Facebook ページより)

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