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ドリス・ヴァン・ノッテン氏、退任へ

By Kelly Press

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Designer Dries van Noten takes a bow at the end of his SS24 show Credits: ©Launchmetrics/spotlight

「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」のドリス・ヴァン・ノッテン(Dries van Noten)クリエイティブディレクターが6月に退任する。最後のコレクションはパリで発表を予定している2025年春夏新作になるという。

ヴァン ・ノッテン氏は「しばらく前から準備をしていたが、新たな世代の才能あるデザイナーたちに道を譲り、彼のビジョンをブランドに取り入れる時が来たと感じている」とコメントを発表。今後については「いずれブランドの物語を継承するデザイナーを発表する」としている。

一部の報道によると後継者には複数の候補者の名前が上がっており、すでに欧州出身のデザイナー数名との話し合いが持たれているという。

また、次回のウィメンズコレクションはスタジオチームが担当することになっており、「きっと素晴らしい仕事をしてくれると確信している」とヴァン ・ノッテン氏は説明している。

「ドリス ヴァン ノッテン」擁するプーチ(PUIG)のマーク・プーチ(Marc Puig)会長兼CEOは、「ファッション業界での38年におよぶ桁外れの経験を経て退任を望んだドリスの退任の思いを尊重した」とした上、「ドリスやブランドの希望に満ちた新章が始まろうとするなか、彼の築いた未来につながる遺産と、我々が抱くユニークな責務を担っていけることを光栄に思う」と述べている。

なお、ヴァン ・ノッテン氏は退任後もブランドに関与し続ける。「傘下ブランドの創業者と退任後も関係を維持し続けることは長きにわたりプーチの成功要件となっている。ドリス氏は特定のプロジェクトでブランドとの関わりを継続する予定で、今後も彼との公私にわたる友好関係を築いていけることを楽しみにしている」とプーチ氏は語っている。

Dries van Noten
ドリスヴァンノッテン
ドリス・ヴァン・ノッテン