故ロベルト・カヴァリ、ファッション界が追悼
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著名なイタリア人デザイナー、ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)が12日、83歳で死去した。冠ブランドを立ち上げ、エギゾチックなラグジュアリーファッションでファッションに革命をもたらした伝説の人物の訃報に際し、ソーシャルメディアを通じて仕事仲間をはじめ業界から彼の功績を讃えるコメントが相次いでいる。
2002年〜2005年および2015年〜2016年まで「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」のクリエイティブディレクターを務めたピーター・デュンダス(Peter Dundas)はインスタグラムで“さよなら、ロベルト(“Addio Roberto”)と題したお悔やみを発表。「彼のような人物を僕は他に知らない。彼は大の美食家で、人生とファッションをその独特で情熱的な方法で謳歌した。僕にとって転機を与えてくれた人物だった。フィレンツェに引っ越した最初の一年、彼と彼の家族、ペットの動物たちと暮らし、「ロベルト カヴァリ」での仕事が特別なものであるとわかった」と追悼した。
さらに「(「ロベルト カヴァリ」での)仕事は一つひとつがクリエイティブディレクターとして新しい経験だったが、ロベルトとエヴァ(オーストリア人モデルでカヴァリの元妻エヴァ・マリア・デュリンガー(Eva Maria Dueringer)。2010年に離婚)が僕を支えてくれたことに感謝している。定年を迎えた彼は、僕に後任を務めるという名誉を与えてくれた。非常に難しいことだったと思うが、デザイナーとして極めて寛大な選択をしてくれた。素晴らしい時間を分かち合い、まるで自分の子供のように僕は(僕は今でもあなたの子供だと思っているけれど)信じ、愛してくれてありがとう」と述べている。
プリージ「あなたの名は後世にわたり語り継がれる」
「ロベルト カヴァリ」の現クリエイティブディレクター、ファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)もソーシャルメディアで次のようにコメントを発表している。「親愛なるロベルト。あなたはもうここには(肉体的には)いないかもしれないが、あなたの魂はいつも僕らと一緒にいると僕にはわかります。あなたのレガシーを引き継ぎ、あなたがその洞察力とスタイルを持って築いたブランドのために働けることは、僕のキャリアにおけるこの上ない光栄です。安らかにお眠りください。あなたがいなくなって、寂しくなる。あなたの名は後世にわたり、創造性の光として語り継がれるでしょう」