「クロエ」、新クリエイティブディレクターにチェメナ・カマリ氏任命

ラグジュアリーブランドの「クロエ（CHLOÉ）」は、先般同社を退社したガブリエラ・ハースト（Gabriela Hearst）の後任として、チェメナ・カマリ（Chemena Kamali）をクリエイティブディレクターに任命する人事を発表した。

ドイツ生まれのカマリ氏は、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ芸術大学を卒業後「クロエ」に入社し、フィービー・ファイロ（Phoebe Philo）元クリエイティブディレクターのチームの一員としてキャリアをスタート。その後2013年には、当時のクリエイティブディレクターのクレア・ワイト・ケラー（Clare Waight Keller）氏のデザイン・ ディレクターに就任している。

また直近では、2016年から「サンローラン（SAINT LAURENT）」のデザインを率いるアンソニー・ヴァカレロ（Anthony Vacarello）のもとで、ウィメンズ向けプレタポルテのデザインディレクターを務めている。

「クロエ」のリカルド・ベッリーニ（Riccardo Bellini） CEOはプレスリリースで「彼女（カマリ氏）の並外れたクリエイティブな才能、豊富 な経験、そしてメゾンの伝統と価値観とのユニークな結びつきはこのブランドにとって自然な選択だ」とコメントし、カマリ氏のクリエイティブディレクター就任を歓迎した。

なお、カマリ氏は2024年1月にパリで「クロエ」での初のプレコレクションを発表する予定となっている。また2024年2月にはパリファッションウィークで 2024年秋冬コレクションを披露するという。