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「セッチュウ」の桑田悟史氏がLVMHプライズ受賞

By Huw Hughes

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Image: Designer Satoshi Kuwata at the FW23 Setchu Show | Credit: Launchmetrics Spotlight

2023年のLVMHプライズの選考が行われ、「セッチュウ(SETCHU)」の桑田悟史氏がグランプリを獲得した。

LVMHは7日、Instagramに「Congratulations to Satoshi Kuwata(桑田悟史さん、おめでとうございます)と投稿。さらに「桑田さんの努力と献身、ビジョンを賞賛します。彼は長い道のりを経て、彼自身のレガシーを築きました。今後どのようなものをデザインされるのか、楽しみにしています」と祝辞を掲載した。

京都出身の桑田氏は21歳のときファッション業界を目指してロンドンに移住。その後ミラノにジェンダーレスなブランド「セッチュウ」を立ち上た。今回のLVMHプライズでは、22組のセミファイナリストから最終選考に進んだ8組の中から見事グランプリに選ばれた。

最終選考には他に、「アーロン エッシュ(AARON ESH)」のアーロン・エッシュ氏(英国/メンズウエア)、「ベッター(BETTTER)」のジュリー・ペリパス氏(ウクライナ/ウィメンズウエア)、「バーク アクヨル(BURC AKYOL)」のバーク・アクヨル氏(フランス/ウィメンズ & メンズ & ユニセックスウエア)、「ディオティマ(DIOTIMA)」のレイチェル・スコット氏(ジャマイカ/ウィメンズウエア)、「ルアール (LUAR)」のラウル・ロペス氏(米国/ウィメンズ & メンズ & ユニセックスウエア)、「マリアーノ(MAGLIANO)」のルカ・マリアーノ(イタリア/メンズウエア)、「ポーリナ ルッソ(PAOLINA RUSSO)」のポーリナ・ルッソ氏(カナダ/ウイメンズウエア)およびルシール・ギルマール氏(フランス/ウィメンズウエア)、および「クイラ (QUIRA)」のヴェロニカ・レオーニ 氏(イタリア/ウィメンズウエア)が出場した。

桑田氏には賞金として40万ユーロの賞金に加え、LVMHの専用チームによる1年間の専属メンターシップが贈られる。

カール・ラガーフェルド賞はルカ・マリアーノ氏およびジュリー・ペリパス氏

LVMHは同日、2023年のカール・ラガーフェルド賞の受賞者も発表。「マリアーノ」のルカ・マリアーノ氏と「ベッター(BETTTER)」のジュリー・ペリパス氏が栄冠に輝いた。

二人は桑田氏とともに、6月7日にパリのルイ・ヴィトン財団で開催されたデザインプレゼンテーションの審査を経て受賞が決定した。

LVMHは「また素晴らしい一年を迎えることができた」とし、最終選考に登場した全員の健闘を讃えた。

なお、今回の審査では、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquière)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)、キム・ジョーンズ(Kim Jones)、ニゴ(Nigo)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、シルビア・ヴェントゥリーニ・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)、ジャン・ポール・クラヴリー(Jean-Paul Claverie)、シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)、デルフィーヌ・アルノー(Delphine Arnault)らが審査員を務めた。

今回の賞には15カ国から合計2400人のデザイナーから応募があったという。

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